独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。
タクシー大手の日本交通が三越日本橋本店と連携し、専門知識を持った運転手が館内での買い物をエスコートするサービスを始めたという記事が日経はじめ新聞数紙に紹介されていました。
日本交通といえば、老舗タクシー会社ですが、若き三代目川鍋社長のリーダーシップの元、様々な新機軸のサービスを打ちだしています。例えば、スマートフォン配車、妊婦送迎の「陣痛タクシー」等々です。
今回の三越エスコートサービスは、チャージ料と税金込みで最初の1時間5,270円で、その後、30分ごとに2,420円が加算されるシステムです。
タクシーで日本橋三越へ買い物に行く層は、かなりのお金持ちになると思いますが、送迎してお終いではなく、専門知識を持った運転手さんが買い物をエスコートするという付加価値をつけて新たなサービスを展開することで、外出をおっくうと思っていた高齢者需要の掘り起こしにつながるかもしれません。
話は変わりますが、当方日本交通というと「恋するフォーチュンクッキー」動画がまず頭に浮かびます。
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」については、神奈川県などの地方自治体や企業、大学など様々な独自バージョンで作成された動画がYouTubeで話題になっています(見て聞いて元気になる動画ばかりで当方も多くの動画を視聴して元気をもらっています)
日本交通が作成した「日本交通版恋のフォーチュンクッキー」は、企業バージョン版としては屈指の再生回数(2014年6月で200万回を超える再生回数)になっている注目バージョンです。
動画では、川鍋社長をはじめ、運転手の方々、総務などの事務方の皆さんが笑顔で踊っている姿を見ることができます。
もちろん会社PRを目的とした動画でありますが、動画を見るとこうした新機軸のサービスを繰り出す社内の雰囲気のようなものを感じることができ、”こちらの会社のタクシー運転手さんならぜひ乗りたいな”と思えてきてしまいます。
今回の新サービス、一度利用した方々に好印象を与えることができれば日本交通タクシーのファン、リピーターも増えそうです。
人事ICとしても、自分の業務の前後工程、上下工程含めた新サービスの創出の必要性を、今回の記事を見て感じた次第です。
知恵を絞ってみたいと思います。