独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。
当方世代(50代前半)にとって介護問題は、想定していたライフプランの変更を余儀なくさせる影響度が極めて大きい、かつ現実性のある問題です。
当方の場合は以下のような感じです。
自分---1人っ子で両親(82歳と76歳)は遠く宮城に在住(今のところ元気)
家内---2人姉妹の長女で妹は北海道へ嫁ぐ。両親(81歳、74歳)は東京多摩地区に在住
今年の5月に100歳になる家内の祖母を老老介護中
祖母については、幸いにも寝たきり等ではなく日常生活は自ら対応できていましたが、さすがに今年100歳という超高齢ということもあり、老老介護の限界に到達し、最近ショートスティを利用するようになりました。
介護保険が2000年に導入されてから14年が経過し、2015年4月には大幅な制度見直しが行われようとしています。
40歳から介護保険料を控除されていることで、介護保険第2号被保険者であることはもちろん知っていましたが、最近までその制度自体をよく理解していませんでした(今もあやふやですが)
当方のケースでいえば、実質4名+祖母がこれから責任を持って介護すべき対象者になります。
今のところ大きな問題にはなっていませんが、住んでいる場所が異なることもあり、このメンバーの中で祖母に加えてもう一人でも介護が必要になると大変なことになります。
育児の場合には、先(終了)の見通しがつきますが、介護は見通しがつきません。
前の会社でも両親介護のために、週末に新幹線で帰省されている方がいました。
介護を理由とするやむを得ない離職は、2011年10月からの1年間で、介護を理由とした離職者が約10万人にのぼるというデータもあります(総務省平成24年就業構造基本調査--P73)
考えれば考える程、目の前真っ暗になりますが、40歳代以降の方は、一度介護保険制度についてしっかりその制度を理解し、不測の事態にどう対応すべきか考えておく必要があるかと思います。
介護の問題、誰でもがかなりの高い確率で対応を迫られる問題です。