されました。
メーデーといえば5月1日ですが、連合は2001年からメーデー大会を
4月末の土曜日開催日を変更し今に至っています。
当方、若い頃は労働組合からの割り当てもあり、決して前向きな気持ち
で参加していたわけではありませんが、参加した後はそれなりの充実感
のようなものを感じながら家路についた記憶があります。
組合員の”GW途中での動員は勘弁してくれ!”という声やそもそもの労
働組合組織率の低下などもあり、大会開催日の移動はやむなしとは思い
ますが、個人的にはやはり5月1日に行うというこだわりが必要のような
気がします。
今年のメーデーについては、2001年小泉首相がメーデーに参加以来と
なる首相参加がありそうだという報道もなされましたが、最終的には参加
は見送りになったようです。
これから明らかになる成長戦略には、働き方に関する大きな方向転換を
目指す内容が含まれることになるかと思いますが、そういう局面であるが
ゆえに、安倍首相も今年のメーデーに参加し、自らの思いを伝えることも
必要だったのでは?と思います。
結局、今回の連合メーデーでは、「働くことを軸とした安心社会を実現する」
としたメーデー宣言と、安倍政権の労働政策を批判する特別決議がなされ
るなど、安倍政権の進めようとする雇用ルール見直し等に対する対立姿勢
が目立ったメーデーとなりました。
政権与党は、目指す方向性・ビジョンを誠意をもって十分説明し、労働組合
側も枝葉末節の論議に終始することなく、社会・会社・家庭の望むべきあり
方は何か、大所高所から大いに論議していくことが重要だと思います。
働き方に関する論議は、今後日本の社会保障、教育など全てのベースと
なる重要な論議ポイントになることは間違いありません。
先日当方ブログ内「日本的経営に関する記事」でも書きましたが、単なる
労働法制の枠内での論議ではなく、(抽象的で恐縮ですが)”日本において
働くこととはどういうことなのか”、その社会的な役割・機能まで視野に入れ
て真摯な議論が行われることが必要だと思います。
今年の第84回メーデー報道(わずかなものでしたが)を見て感じたところです。

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