を切るイメージでした(あくまでも使用者側の感覚です)。
以前は、東京国際フォーラムなどで行われた説明会にも参加した時代がありま
したが、最近はそこまでする気力もなく、せいぜい冊子を購入する程度で済ませ
ているところも多いかと思います。
今年の春闘の話題と言えば、1月21日に安倍首相が経済3団体(日本経団連
経済同友会・日本商工会議所)のトップに異例の賃上げ要請をしたくらいです。
昔は、春闘といえば、人事担当者にとっては、年間最大の行事!ともいえる出
来事でした。
当方若い頃は、独身寮に人事担当者が泊まり、TVで報道される”国鉄のスト突
入か!回避か!”を固唾を飲んでウォッチしていました(実際は、先輩人事担当
者は麻雀に明け暮れ、若手が夜通しTV情報を確認していましたが--)
TVでもこの時期になると連合やIMF-JCのボードに組合職員が妥結内容をマジ
ックで記入する様子がTV報道されていましたが、最近は今の時期の風物詩とも
言えたこの風景も見かけないですね。
非正規社員の比率が全雇用者に占める割合が35.2%に達する昨今の雇用環
境(平成24年度)では労働組合側も一枚板にはなれずに、雇用者の春闘に対す
る期待も醒めたものになっていると思います。
また、成果主義の導入による定昇制度廃止の影響も横並びの交渉を困難にして
います。
妥結結果ボードに数字ではなく”賃金カーブ維持分”の文字が並ぶ光景も、ほとん
どの人は???だと思います。
取りとめの内容になってしまいましたが、いつの間にか春闘(中小はこれからです
が)が終わってしまったな~と思いながら、雑感書かせて頂きました。
今年の経労委報告では、トピックとして「メンタルヘルスへの取り組みと課題」も触
れられています。
経労委報告でも最後に
「さまざまな労使コミュニケーションを通じて課題解決に取り組んでいく日本
の労使関係はかけがいのない財産である」
とあります。
賃上げ・一時金交渉に限ることなく、労使間に存在する幅広い課題を論議する場と
して今後とも意味あるものにしていくこと、労使双方にとって重要だと思います。

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