「あまりに凹むから一旦離れて…」
これは突然送られてきたクライアントからの言葉。このタイミングで5年以上 続いていたクライアントとのご縁が終了した。
自分のことがわからない、感じない。最初は身も心も冷え切った、感覚のない、生きる希望なんて見い出せない状態だった。
「楽しいってなに?」「生きていても面白くない」「死にたい」などと口にすることももあり、感情に蓋をしたまま長い間生きてきたので、キャッチボールもできず、セッションを進めるのも困難だった。
今では小さなことから大きなことまで、自分の意思で選択できるようになり、夢中になれる趣味をつくり、自然と「楽しい」が出てくるようになり、それなりに人生を楽しめるまでに変わった。何より、笑顔も増え、放つ周波数が確実に変わった。
当初と比べれば雲泥の差だが、本人はそこまで感じていないのかも知れない。自分の変化は近すぎてなかなか氣づけないもの。
「今のその状況は、自分の心そのもの、自分がチョイスしている現実なんだよ。選び直せば現実も直ぐに変わるんだよ。そうやって進んで行く…」
打ち始めた文章を削除した。もう何度も繰り返してきたこと…
今、クライアントが出した答えがすべて。彼女がそれを選択したことは大きな氣づき、そしてこれが最善の形だと思い安堵した。
その後のやり取りで、彼女は急な話で申し訳なさそうだった。
しかし、その数時間前、いつもの「なんとなく」から…
彼女とのセッション卒業のタイミングを感じていたわたしは、そこを確信していた。どのような形で卒業を迎えるか?より良い方法を考えようとしているところだった。
彼女の言葉にも出た「卒業」というワードから、これまで彼女から放たれる無意識層の抵抗波動により、共鳴できないことも多かったが、最後の最後に強い共鳴を感じた。
「何があってもこちらからやめることはない、やり続ける限り応援する」
これが不安を抱えていた彼女との最初の約束。その言葉を守りたかったから、彼女が卒業したいと言うまで続けようと決めていた。しかし、そこに限界を感じ始めていたのも事実。
だから、クライアント同様、わたしも安堵した。
最善の形で、あっという間に、5年以上続いたセッションは幕を閉じた。
今年に入ってセッションの在り方を模索していた。クライアントとの元々の相性、持って生まれた星のエネルギーもあるが、それよりも一番影響するのは、信頼関係。わたしとではなく、自分自身との信頼関係がとても重要になると。
自分のことを信じられない状況で、自分が「今」やっていることを、前向きに応援できるだろうか?
自分が好き=信じている人は、素直な氣持ちで今と向き合える。何より、そこには抵抗する波動がない。というのをセッションを通して体感で学んできた。
色々なタイプのクライアントと関わっていると、信じる力のボリュームが見えてくる。
どんなことでも、やっぱり最後には、愛に行きつく![]()
自分のこと、愛していますか?
宇宙の法則はとてもシンプル、だからこれで良かったんだと思えた。
自己愛性パーソナリティ障害という言葉があるが…
自分に対する評価やイメージにとても敏感で、過剰な自信と深い劣等感が同時に存在している心の病気とされている。
「誰よりもすごくありたい」
「他人からの評価が気になって仕方ない」
「少しでも否定されると怒りがこみあげる」
クライエントにも多少なり該当する部分があった。なかなか気づけない部分でもあるが、以前のわたしが持っていた部分なので
、 小さな要素でも見つけやすい。
特徴としては、ちょこちょこと小さな抵抗を(周波数)出すので、外的要因に引っ張られる要素が多くなり、些細なことでも不安定になりやすい。
わたしは、クライアントがここを卒業するタイミングまで運ぶ役目。
「この5年間は、初めての経験をたくさん積んでもらうための付き添い役。その中で小さな自身と勇気を育て自己愛を高めて行く。冷え切った心に温度が戻り、嫌いだった自分を好きになり、少しずつ人生が始まる。自分の選択で自分の人生を歩み出す…」
そこまでの案内役だったんだな~と思った。
多分、ここまで深くてダークなテーマを5年も続けることなんて、もうないと思うけど(エネルギー的にもできない)、わたしにも必要な学びだった。一緒にたくさん成長させてもらったなぁと感謝した。
エネルギーの流れに乗って卒業。すごく自然な流れだった。
ということが、時間の経過と共に見えてくる。
もしも、道を見失って迷子になったら、今度は駆け込み寺として(笑)軽く一服するつもりで休憩しに来てくれたら嬉しいな![]()

