夫婦問題・離婚カウンセラー 大野まり子です。
関東地方、梅雨入りしましたね。
そして連日の雨・・・降水量も多く、各地で災害も出ています。
湿気もすごくて気分が滅入りがちですが
快適に過ごせるよう工夫をして暮らしていきたいですね
さてそんな中、本日は気になるニュースが。
日本政府がマイナンバーを使った個人専用サイト（マイ・ポータル）の
活用法として２０１７年１月から転居や結婚・死亡等の申請が
ネット上でできるような仕組みを検討し始めた・との事。
この他にも、離婚届も選択肢の中にあるとのことですが
これって如何なものかと・・・。
要はスマホやＰＣで離婚が出来てしまう
ということ。
手続きがあまりに簡単すぎて
安易な気持ちで結婚や離婚を繰り返してしまう人や
結婚や離婚に対する「重み」が失われてしまうのでは
ないでしょうか。
離婚が現実化するまでの最後のハードルが
役所に「離婚届けを提出する」という事であり
このハードルがあるからこそ
何とか夫婦を続けようと踏ん張り、
それがいつしか長年連れ添っていたなんていうこともあるんです。
「あの時、勢い余って離婚しなくて良かった」
そう言って笑い合う夫婦はたくさんいます。
ＤＶなど離婚を選択したほうが良いケースは別ですが
その時の一過性の感情で、簡単に離婚の手続きが
スマホ等で出来てしまうのは
私は賛成ではありません。
あまりに無機質で、寂しすぎる。
離婚という背景には
涙を流す人もたくさんいるのに。
何とかもう一度やり直してみよう
もうちょっと頑張ってみよう
そんな気持ちにさせてくれる最後のハードルが
【緑の紙を自分の労力を使って提出するという
ハードルが思った以上に高いから】
ではないかな。
本当に離婚を決断した人は
どんな労力も惜しみません。
むしろ
どんな労力を使ってでも
離婚する！
というくらい強い気持ちでないと
これから先の人生、良い方向に舵を向けられないんです。
なんでも簡単に手続き出来るようになるのは
便利な事でもありますが
離婚届や死亡届をネットでするのは寂しすぎます・・・。
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