作・演出:
出演
1列センター
友人からお声がけを頂いて観に行くことが出来ました。
黒木華さんって舞台でとっても素晴らしい演技をされるんですが、今回もとっても良かったです。
このフライヤーのように、海と空の境目の曖昧さ、、
それが、この作品のテーマを表現している。
Story
橋本淳、
黒木華は、家族に申し訳なさを感じながらも、自分の“本音”と向き合い、自身の行く末を決定していく友理を力強い演技で立ち上げる。橋本は、友理の意思を尊重したい気持ちがありつつ、一般的な価値観に捉われてしまう岳人の葛藤を、セリフの端々ににじませた。また中田は、友理の告白によって変化する“家族の形”をフラットな目線で見つめる真琴を、巧みなバランス感覚をもって演じた。物語の中の時間が経過するにつれて、友理の服装や声色、仕草に変化が生じ、“彼”が新たな一歩を踏み出したことが明らかになっていく。
家は有るけど仕事であちこちのホテル暮らしをしている3人。
友理(黒木華)が自分のジェンダーの告白を始めると、岳人(橋本淳)は戸惑いながらも受け入れる、、しかないよね。
ある種、男性的というよりは、柔軟な中性的なイメージの岳人。
対話の中で、相手を受け入れてようとする葛藤(という程でもないあっさりとした感じ)
友理は告白した途端に、部屋を分けて、服装・髪型・口調迄そして性転換へ向けて身体も変えていく。
娘の真琴(中田)も学生だけど、学校には通わず、オンラインで学んでいる。
そんなある種特殊な世界で生活をしている3人3様。
岳人(橋本淳)は、友理(黒木華)のそんな行動や言動を受け入れるしかない。
激しく相手に自分の気持ちを訴える事もない。
が、時に無神経な言葉を発して、それを直ぐに認め謝罪する。
そんな気弱な岳人。
そして自分の気持ちのまま生きる事を決めた友理(黒木華)。
トランスジェンダーとして悩みながらも出産し子育ての途中で、なりたい自分を目指す、、ところから始まるので、
全体的にサラーっとしていた。
ただ、岳人(橋本淳)は、おそらく元に戻りたいと思ってるだろうなあと察するし、娘の真琴(中田)もそんな両親の事を受け入れられないのか若気の至りなのか、オンラインという相手の人格迄解らない人との付き合い方の躓き、その時の家族の在り方とか、、、深い意味迄掘り下げるのは、我々、個々の気持ちに委ねるのか、、私の理解が浅いんだな。
