E列 14番
《演出》吉田鋼太郎
<CAST>
松坂桃李、吉田鋼太郎、溝端淳平、横田栄司、中河内雅貴、河内大和、間宮啓行、廣田高志、原慎一郎他
松坂桃李演じる、ハル王子改めイングランド王ヘンリー五世の活躍を中心に、英仏百年戦争の激戦のひとつ・アジンコートの戦いに臨む両国の民衆や貴族、軍人たちの姿を群像劇として描く本作。吉田鋼太郎は本作では、作品の各幕で観客を物語へいざなう説明役(コーラス)を務めます。ヘンリー五世を挑発し戦いへと推し進めるフランス皇太子役には、本シリーズ『ヴェローナの二紳士』にて主演を務めた溝端淳平。その父フランス王役に本シリーズに欠かせない名優、横田栄司。無頼漢のピストル役にシェイクスピア・シリーズ初参加の中河内雅貴、イギリス軍の騎士フルエリン役にシリーズ前作『アテネのタイモン』で名演をみせた河内大和など、個性豊かな俳優陣が集結しました。
物語は、前作”ヘンリー四世”のラストシーンの再現から始まる、、
フォルスタッフは追放され、、、そこにコーラス役となる吉田鋼太郎さんが物語りを進める。。
”想像力を働かせてください”と。
※画像を全てお借りしています。
ハル王子は、立派な主君として、、イングランド軍を牽引していきますがその様は美しい容姿で一層輝いて見えた。
前作と同じキャスティングによって、物語の継続性が生まれて、松坂さん本人の成長も見られた気がする。台詞の入れ方とか、、
時折みせる幼さだったり華奢な肩のラインだったりがまた魅力となってたりもする。
吉田鋼太郎さん、語り部という役なので、何と言うか物足りない感もあり。前のblogにも書きましたが、小栗旬・山田優夫妻が後ろの席にいたので、、客席後部から話しながら来た吉田鋼太郎さんが話しかけてました。もう周りにばればれですよね。小栗さんも赤いセーター?トレーナー?を着ていて目立つわよ。
想像力を働かせた(笑)戦いのシーンが多いのですが、飽きさせず。
そしてとっても良かったです。
舞台を観てる人なら、想像力を働かせてくださいなんて言われなくてもねぇ。。。
その描ききれないモノを個々それぞれ創造するのも観劇する楽しみも一つなんだと思うし、、
逆に、素晴らしいセットや演出で、、新たな発見をすることも観劇の醍醐味ですよね。
ラストのシーンで、、
ヘンリー五世が、、振り向き、吉田鋼太郎さんを見つめる。
それは、きっと、フォルスタッフを見ていたんだと思う。
次は23日に、、楽しみ