D列 11番
東京公演は昨日が千秋楽でしたね。
初演は、2011年
アトリエフォンテーヌで
私・田代万里生×彼・新納慎也 で観ました。
が、アトリエフォンテーヌが全席フラットな上、最後列だったので、その面白さの半分も理解できず、、その後の再演もまったく観てませんでした。
が、今回はバル子(初演のカッキー×洸平くんを観た時からすっごくハマッてます)の強い押しで、チケットを取ったのだけど、、
キャストと観る席でこんなに印象が変わるのかと思うほど良かったの、、。
この作品は、1924年に起きたレオポルドとローブ事件をもとに製作したミュージカル。
37年間牢獄で過ごした私の独白という形で始まり、その事件を語り始めるのだけど、、
”シアターウエスト” 270席。人気公演なのに、、、、
その理由は、、生演奏にマイク無しの生声、、これがこの舞台の良さを引き出していると思う、マイクを通さないカッキーの歌声、松下洸平君。
彼のハスキー掛かった声もいい。
物語は、愛ゆえの傲慢さと自己陶酔型とでもいうのか若さ故の奔放さなのか、、。ひたすら愛を求めすがる私が、仕組んだ大芝居、そして手に入れたモノ、、、そして牢獄であっさりと死んでしまう彼。
二人の間に流れる沢山の歌が物語りの隙間を埋めてく、、やはり荒いピアノの調べとともに。
初演の時に響かなかったこの舞台、こんなに面白かったなんて、、、
”カッキーと洸平君だから良いんだよ”とバル子。そーだね、、