たまに、奥さんに連れられてというか説得されてこられる旦那さんがおられます。
今月終了された方もそのような方でした。
40代後半の方で、とある上場会社の部長さんでした。
昨年の10月に鍼治療を受けさせたいと奥様からメールが届き、その1週間後にお越しになられた方。
約3年前に部長に昇進したのですが、その1年後ぐらいから奥さん曰く「なんとなくいつも疲れているようだった」
ただ、本人に「疲れてるでしょう」と聞くと「いや」という返事しか返ってこなかった。こんなことが続いていたみたいです。
そんなことがあったので、奥さんはいろいろネットで疲労について調べていたみたいで、その時にたまたま当ルームのホームページを見つけて、トップページでは「疲労度/ストレスをチェック」という厚生労働省の、労働者の「疲労蓄積度」と「ストレスチェック」のテスト公開しているページにリンクしているので、そのページで「疲労蓄積度セルフチェック(家族支援用)」を行ったところ旦那さんはやっぱり疲労している状態であることがわかり、後日、旦那さんにも「疲労蓄積度セルフチェック(働く方用)」を行わせたところ疲労状態であることがわかったそうです。
当ルームに来るまでにこのような経緯があり、また、鍼治療には旦那さんは痛いイメージがあったために、相当抵抗したみたいです。
問診では、からだ的には疲労していないけど、部長になって以降、精神的には疲れている。と話されたり、眠りが浅いとか、土・日は休めているが昼近くまで寝ていたり、ふとした時間に会社のことを考えたりする、また、運動はしていないなどを聞いた後で、自律神経の状態を診るために「きりつ名人」という検査機器を用いて調べると、明らかに交感神経の緊張状態であることがわかりました。
わかりずらいと思いますが、この写真が「きりつ名人」で、手にセンサーを付けて座った状態から立った時そして、座るという5分間の動作での自律神経の状態を診ます。
鍼治療は、交感神経の緊張をとる目的で、緊張している抗重力筋(何もしていなくても姿勢を維持したりしないといけないので、その維持に必要な筋肉)の緊張をとることと脳の疲労をとることを目的に行いました。
ペースは、1週間に一回。
また、身体の疲れはないとのことと運動は全くしていないということから、平日は2日~3日と土・日にちょっとスピードの速いウォーキングをしていただくという課題を出しました。
ウォーキングには奥さんも乗り気になったので土・日は一緒に歩く、平日は会社の最寄りの駅より一駅前に降りて歩いていただくという課題にしました。
約2カ月の8回までは1週間に一回ペースで行ったのですが、ウォーキングも続けられているのと、最近はぐっすり眠れているとか、土・日も以前のように昼近くまで寝ていないで、朝起きてウォーキングに妻と出ているなど話され、また「きりつ名人」をこの時にしたときは、ほぼ健康な状態だったので、その後は12回目までは2週間に1回のペースとさせていただきました。
12回目の時に、問題がないということだったので、1か月後にもう一度来ていただいて「きりつ名人」で状態のチェックと鍼治療を行って問題がないので終了とさせていただきました。
ただ、今後は1カ月~2カ月に1回はコンディションを整える目的で来られると言われておりました。
最後の日は、奥さんもなぜか一緒に来られて「今後も夫にここに行くように常に言います」と言っていたのですが「いゃ、それはそれでストレスとなるのであまりくどくどとは言わないでください」といったときには、奥さんも旦那さんも爆笑されていたので「仲がとてもいい夫婦なんだな」とつくづく思いました。
奥さんが来られ理由のもう一つは、美容はりに興味深々だったみたいで、美容はりで何ができるのか、堀の深いしわを指して「これ取れますか」と言われたときには「そこまで深いしわは無理です」(旦那さんは横で会話を聞いていて、うなずきながら笑っている)ただ、美容はりでできることと回数を説明させていただいて、帰り際に「とりあえず1週間に一回で8回は必要なんですね。来ますので後日予約のメールをします」
といって、旦那さんと帰られました。
ちなみに、この旦那さんは会社の近くでマッサージは受けているということでしたが、店名を聞くとどうも無資格者が行っている店だったので、きちんと国家資格を持っているマッサージ師にかかるように伝えました。(「マッサージ師って国家資格あるんですか」とも言っておりました)
慢性的な疲労は、みんなあるからと無視されがちですが、身体からの信号である3大アラームのひとつで、負荷が強くなると「うつ病」などのストレス疾患になる場合があるので、日ごろから疲労のケアはしていただきたい。
リスタ・コンディショニング・ルーム
