疲労感が強い人や慢性的な疲労状態、睡眠不足やよく眠れない方を自律神経検査機器(写真:きりつ名人)を用いて検査を行うと常に交感神経が優位な状態(常に興奮状態)の方が非常に多くおられます。
また、うつ病の方では交感神経優位から疲労困憊の状態である、自律神経活動自体(交感神経・副交感神経共に)が低下を示します。

 

当ルームでは、鍼灸治療を受けに来られた方で、きりつ名人での測定を希望される方は無料で受けていただけます。

 

 


交感神経が優位な状態であることの結果
きりつ名人の結果をプリントアウトしたもの

 

そこで、本来は疲労感は睡眠を取れると次の日には抜けるのですが、疲労感の抜けない状態が2日・3日と続いている方は、積極的なリラックス方法で疲労を解消する必要がございます。
そのままほうっておくと、慢性疲労症候群やうつ病などの病気になる可能性がございます。

積極的なリラックス方法には、簡単な方法の呼吸法をはじめ、自律訓練法や今回、書かせていただいた漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)、その他、様々な方法がございます。
リスタでも、感覚的に理解しやすいために、リラックスが必要な方には指導をしている方法です。
ご自分の生活の中に取り入れていただければと思います。(写真があればいいと思ったのですが用意することができませんでした)



漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)-簡便法
筋肉の緊張(力を入れる)と弛緩(力を抜く)を繰り返し行うことにより身体をリラックスした状態に持っていく方法。
筋肉の完全な弛緩を誘導するために、各身体の筋肉を数秒間緊張させた後に弛緩することを繰り返していく。


やり方
各部位の筋肉に対し、10秒間力を入れ緊張(8割程度の力)させ、15~20秒間脱力・弛緩する。
 

なお、千田が主宰している横浜認知行動療法研究会でメンバー達(医師、臨床心理士、看護師、鍼灸師)で自律神経検査機器(きりつ名人)を用いて、筋緊張と弛緩時の交感神経と副交感神経を調べてみると、10秒間の筋緊張時(力を入れたとき)に交感神経が働くのですが、次に弛緩(力を抜く)すると副交感神経優位になるのに、約40秒かかることがわかった。

なので、しっかりと交感神経-副交感神経の自律神経を働かせるには、15秒~20秒ではなく40秒ほど力を抜いた状態でいる方がいいのではないかと考える。

ただし、その分時間がかかるので時間的に余裕のある方は弛緩を40秒で行ってみてください。


2セット~3セット
身体の筋肉に対し、基本動作を順番に繰り返し行っていく。各部位の筋肉の緊張状態と弛緩状態を感じる。特に弛緩した状態を感じ取るようにする。


1.両手
両腕を伸ばし、掌を上にして、親指を曲げて握り込む。10秒間力を入れ緊張させる。手をゆっくり広げ、膝の上において、15~20秒間脱力・弛緩する。筋肉が弛緩した状態を感じる。
2.上腕
握り拳を作ったまんま、肘を曲げ肩に近づけ上腕全体に力を入れ10秒間緊張させ、その後15~20秒間脱力・弛緩する。
3.背中
2と同じ要領で曲げた上腕を外に広げ、肩甲骨を引き付ける。10秒間緊張させ、その後15~20秒間脱力・弛緩する。
4.肩
両肩を上げ、首をすぼめるように肩に力を入れる。10秒間緊張させ、その後15~20秒間脱力・弛緩する。
5.首
右側に首をひねる。左側も同様に行う。10秒間緊張させ、その後15~20秒間脱力・弛緩する。
6.顔
口をすぼめ、顔全体を顔の中心に集めるように力を入れる。
筋肉が弛緩した状態 口がぽかんとした状態にする。10秒間緊張させ、その後15~20秒間脱力・弛緩する。

7.腹部
腹部に手をあて、その手を押し返すように力を入れる。10秒間緊張させ、その後15~20秒間脱力・弛緩する。
8.足
a:爪先まで足を伸ばし、足の下側の筋肉を緊張させる。
b:足を伸ばし、爪先を上に曲げ、足の上側の筋肉を緊張させる。
10秒間緊張させ、その後15~20秒間脱力・弛緩する。

9.全身
1~8までの全身の筋肉を一度に10秒間緊張させる。力をゆっくりと抜き、15~20秒間脱力・弛緩する

 

 

お申込み等は以下のサイトでご確認ください。

なお、スマホ対応サイトに移行中のため、現在のサイトはスマホ対応になっていませんのでご了承ください。

 

 

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