明治国際医療大学教授の伊藤和憲先生に講師をお願いして、3年前から始まったこのセミナー。

2017年度は5シリーズで行っており、前半の3シリーズは、トリガーポイント鍼治療セミナー、そして、今回の「エビデンスと最新科学に基づいた痛みの診断と治療手技の理解・パート2」

で全過程が終了いたしました。

 

「エビデンスと最新科学に基づいた痛みの診断と治療手技の理解」は昨年からはじめ、昨年は講義のみで1日だけで行ったのですが、参加者の方々から内容が濃いのと盛沢山すぎて、ついていけないというご意見を多くいただいたために、今年からは講義と実技を入れた2部構成で行っております。

 

さて、パート2を終えて、

項目(全部は書ききれませんが)・それぞれの項目に小項目がございますが、ここでは抜かせております。

 

午前と午後ともに講義+実習

慢性痛の痛みの理解する。

慢性痛患者は、治療に何故満足しないのか。

導入に必要なこと-自己効力感を育てる-

 前頭前野の役割。

不安や恐怖感から解放する。

痛みの正しいイメージを作る-痛みに対する患者教育-

慢性化と痛みの認知

診察手順と考え方-慢性痛の診察手順-

治療の考え方-病態把握した後はどのように治療を進めるか-

慢性的な痛みをコントロールするのには?-鍼灸治療の原理を理解して治療に応用する-

 脊髄性の痛み-脳性の痛み

慢性治療の奥深さ-管理学の必要性-

患者力を高める

治療効果を高めるための補助療法-統合医療的アプローチが鎮痛効果を高める-

 

実技(実習):各項目ごとに実習

新しい痛みの治療方法を模索する-難しい慢性痛治療をどのように切り抜けるか-

美容を痛み治療に取り入れる

耳鍼を痛み治療に取り入れる

頭皮鍼を痛みの治療に取り入れる

2症例

症例問題・先生がケースを提示して、それぞれが本日学んだことを用いて、部位や刺入深度

を決定し鍼を刺入、その理由を個人個人に先生が理由を聞いていく。

 

このセミナーには、再受講者の方が多く申し込まれます。

というのは「エビデンスと最新科学・・」というタイトル通り、医療同様に毎年、日本や海外の研究者が、新しいエビデンスのある治療方法を発表されております。昨年には、まだそのデータはなかったということがあり、それに、参加されている多くの方は、神経生理学的に現段階での正しい鍼治療を行いたいと考えられている方だからだと思っております。

 

2018年度も5月から4シリーズでの開催予定です。

エビデンスと最新科学に基づいた痛みの鍼治療セミナー:2018年

Aコース:2018年5月13日(日)

トリガーポイント鍼治療の基礎 

Bコース:2018年6月10日(日)

トリガーポイント鍼治療の応用-慢性痛の治療方法- 

Cコース:2018年7月8日(日)
エビデンスと最新科学に基づいた痛みの診断と治療手技の理解・パート1

Dコース:2018年8月5日(日)

エビデンスと最新科学に基づいた痛みの診断と治療手技の理解・パート2

Dコース終了後のコース:伊藤先生を囲む会(懇親会)

 

日程や料金は一応決まっておりますが、大学の許可申請などがあるので、申請が下りたら募集を開始させていただきます。

また、ホームページにも発表させていただきますので、ご参照いただければ幸いです。

http://www.y-sinrisoudan.ne.jp/acupuncture-tp.html