11月29日(日)に今年最後の横浜認知療法研究会を終えました。
参加メンバーは、医師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、大学講師の方々です。
今回のテーマは、心身症や自律神経失調症といわれて鍼治療(薬物療法を含めた身体治療)を受けに来た人が鍼治療(身体治療)のみを行う場合とCBT(認知行動療法)単独又は併用で行う場合の違いはどこにあるのか。
認知療法の基本にうつ病に認められる「認知の三徴」という考えがあり、このひとつは、自己に対する否定的な見方、二つ目は世界や社会(対人関係など)に対する否定的な見方、三つ目は、将来に対する否定的な見方という特徴があるといわれております。
これは、うつ病の方がどの要素が強いのかによって、アプローチをするところが変わるということを示す方法でもあります。
さて、この認知の三徴と認知モデルの合わせた考え方で、心身症や自律神経失調症等に当てはめて考えると、同じ心身症や自律神経失調症でも治療方法が変わるということを説明させていただきました。
※認知モデルとは、認知(物事の捉え方)、行動、気分、身体化はネットワークでつながれているという考え方です。
まず、上司・同僚・部下・家族・夫婦などの対人関係やこなすのが大変な仕事量、同じ作業の繰り返しからの疲労、仕事との不適応感、などなど様々なストレッサーがわれわれの周りにはあります。
その結果として、認知がマイナス化になったり、行動が億劫になったり、気分が不安や憂うつ、怒りなどが起こり、身体化としては、胃潰瘍になったり、様々な自律神経症状から自律神経失調症になります。
このときに、仮に自律神経失調症の方が、認知に問題があるのか、行動に問題があるのか、身体化に問題があるのか、によって、治療方法が変わってくるということです。
もちろん、ネットワークでつながっているので、それぞれに影響を及ぼしますが、それがどの程度強く影響を及ぼしているのかが重要になります。
例えば、身体化、胃が痛む、急に汗をかいたり、心臓がどきどきしたり、その他の自律神経症状が強く、認知は身体が早く治ればなどの身体にまつわる程度の考えや行動も症状は気になっていても仕事はこなせているのであれば、鍼灸治療や薬物治療などの身体治療を施せばよくなるであろうと考えられる。
同じように身体化で、胃が痛む、急に汗をかいたり、心臓がどきどきしたり、その他の自律神経症状が強く、尚且つ、対人関係や仕事などのストレッサーに対してネガティブに捉えたり、自身をなくすなど詩文についてネガティブに考えたりしている認知が働いている方は鍼灸治療や薬物治療などの身体治療に加えて、認知行動療法による認知の修正が必要になる。
現在、上記のようなネガティブな認知が働いていて、鍼灸治療や薬物療法を3ヶ月とか6ヶ月続けて受けている方は、症状の解決のために認知行動療法という方法ひとつの方法であることを知っておいてください。
これ以外にも身体化で、胃が痛む、急に汗をかいたり、心臓がどきどきしたり、その他の自律神経症状が強く、ネガティブな認知と症状から行動が起こせないことが、問題をより長引かせている場合などもあります。
皆様の症状が、身体化・認知・行動のどの部分が問題となっているのかを理解していただければ、医師にかかるのか、鍼灸治療なのか、認知行動療法の方が有効なのか、また、医師や鍼灸治療と認知行動療法を併用するのがいいのかなどが少しはご理解いただけるのではないかと思っております。
なお、研究会では、参加者とはもう少しいろいろ突っ込んだ議論をしましたが、言葉をすべて文面にするのは難しいので、ここまでとさせていただきます。
臨床家の方で認知行動療法に興味をお持ちの方は、横浜認知行動療法研究会にお申し込みください。なお、横浜認知療法研究会は2016年度より「横浜認知行動療法研究会」と名称の変更をいたしますが、研究会で行っている内容にはまったく変更はございません。
http://www.y-sinrisoudan.ne.jp/cognitive-r.htm
参加メンバーは、医師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、大学講師の方々です。
今回のテーマは、心身症や自律神経失調症といわれて鍼治療(薬物療法を含めた身体治療)を受けに来た人が鍼治療(身体治療)のみを行う場合とCBT(認知行動療法)単独又は併用で行う場合の違いはどこにあるのか。
認知療法の基本にうつ病に認められる「認知の三徴」という考えがあり、このひとつは、自己に対する否定的な見方、二つ目は世界や社会(対人関係など)に対する否定的な見方、三つ目は、将来に対する否定的な見方という特徴があるといわれております。
これは、うつ病の方がどの要素が強いのかによって、アプローチをするところが変わるということを示す方法でもあります。
さて、この認知の三徴と認知モデルの合わせた考え方で、心身症や自律神経失調症等に当てはめて考えると、同じ心身症や自律神経失調症でも治療方法が変わるということを説明させていただきました。
※認知モデルとは、認知(物事の捉え方)、行動、気分、身体化はネットワークでつながれているという考え方です。
まず、上司・同僚・部下・家族・夫婦などの対人関係やこなすのが大変な仕事量、同じ作業の繰り返しからの疲労、仕事との不適応感、などなど様々なストレッサーがわれわれの周りにはあります。
その結果として、認知がマイナス化になったり、行動が億劫になったり、気分が不安や憂うつ、怒りなどが起こり、身体化としては、胃潰瘍になったり、様々な自律神経症状から自律神経失調症になります。
このときに、仮に自律神経失調症の方が、認知に問題があるのか、行動に問題があるのか、身体化に問題があるのか、によって、治療方法が変わってくるということです。
もちろん、ネットワークでつながっているので、それぞれに影響を及ぼしますが、それがどの程度強く影響を及ぼしているのかが重要になります。
例えば、身体化、胃が痛む、急に汗をかいたり、心臓がどきどきしたり、その他の自律神経症状が強く、認知は身体が早く治ればなどの身体にまつわる程度の考えや行動も症状は気になっていても仕事はこなせているのであれば、鍼灸治療や薬物治療などの身体治療を施せばよくなるであろうと考えられる。
同じように身体化で、胃が痛む、急に汗をかいたり、心臓がどきどきしたり、その他の自律神経症状が強く、尚且つ、対人関係や仕事などのストレッサーに対してネガティブに捉えたり、自身をなくすなど詩文についてネガティブに考えたりしている認知が働いている方は鍼灸治療や薬物治療などの身体治療に加えて、認知行動療法による認知の修正が必要になる。
現在、上記のようなネガティブな認知が働いていて、鍼灸治療や薬物療法を3ヶ月とか6ヶ月続けて受けている方は、症状の解決のために認知行動療法という方法ひとつの方法であることを知っておいてください。
これ以外にも身体化で、胃が痛む、急に汗をかいたり、心臓がどきどきしたり、その他の自律神経症状が強く、ネガティブな認知と症状から行動が起こせないことが、問題をより長引かせている場合などもあります。
皆様の症状が、身体化・認知・行動のどの部分が問題となっているのかを理解していただければ、医師にかかるのか、鍼灸治療なのか、認知行動療法の方が有効なのか、また、医師や鍼灸治療と認知行動療法を併用するのがいいのかなどが少しはご理解いただけるのではないかと思っております。
なお、研究会では、参加者とはもう少しいろいろ突っ込んだ議論をしましたが、言葉をすべて文面にするのは難しいので、ここまでとさせていただきます。
臨床家の方で認知行動療法に興味をお持ちの方は、横浜認知行動療法研究会にお申し込みください。なお、横浜認知療法研究会は2016年度より「横浜認知行動療法研究会」と名称の変更をいたしますが、研究会で行っている内容にはまったく変更はございません。
http://www.y-sinrisoudan.ne.jp/cognitive-r.htm