9年目に入る横浜認知療法研究会を終えて

今回は、博士課程の看護師の方の発表でした。

テーマ:3度の入院経験がある心疾患の方への認知行動療法の1事例

参加者は、12名で医師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、臨床心理系の院生。職場は

病院、クリニック、企業内相談室。


今回の勉強会でも多くのことを学ばせて頂きました。

今回のケースは身体疾患で命と直接関係する生活習慣の変化をさせるために、医療機関側が

対応を変化させることで今まで生活習慣を変えるために頑張っていた患者さんの認知と行動の

変化を促すことに成功したケースでした。


リスタは、疲労と自律神経系の治療を専門としており、身体的疲労だけでなく、精神的な疲労を

お持ちの方々も多くこられている。

また、もう一つの専門である健康美容に関しても、基本的には身体と精神的疲労や自律神経調整

と肌への直接的な治療を施すことで綺麗な肌作りのお手伝いをしております。


今回は心疾患という身体の問題で尚且つ命の危険が伴う生活習慣に対して、医療者側の課題変化

が患者さんの治療にとても有効に働いたということは、私どもの所に治療に来られる方々への認

知や行動変化を促すためには、治療者が柔軟な思考を持って治療を行う大切さを再確認する機会

を頂いた気がしております。


臨床の場面が違うとおのずと相談や治療に来られる方々の問題も違うために、今回発表して頂

いたケースでは、精神科、企業内、クリニックなどでは、診る事が出来ない方々には、とても有

意義な勉強と治療者側の思考を柔軟にするトレーニングになったことと思っております。

また、医療側が行ったことへの理論的な討論もとても有意義であった。


なお、当然のことではございますが、発表頂いている内容は、患者さんの了解を得たケースのみ

となっております。



リスタに来られるクライエントや患者さんだけでなく、他機関に相談に行かれる方々のために

も、 横浜認知療法研究会は治療者やカウンセラーの継続勉強の場として、医師や心理士、看護

師、作業療法士、教諭、調査官、鍼灸師、マッサージ師と共に学びを継続していく所存です。