不妊症で悩まれているご夫婦や不妊治療を受けていて辛い思いをされている方は沢山おられると

思います。

今回は、鍼治療が子どもを授かるための身体をいい状態にする方法の一つであることをご説明さ

せて頂きます。


各臓器の栄養源の一つとしては、血液によって運ばれてくる栄養が重要になっております。

その血液を運ぶのに交感神経と副交感神経という自律神経系の作用が大きく関係しております。

交感神経というのは、活動やストレスなどを受けている時に働き、副交感神経は休息やリラックスし

ている時に働く自律神経です。

子宮は交感神経が働いている時には血流が減少し、副交感神経が働いていると増えます。

ご存じとは思いますが、卵巣は卵子が作られる場所。その卵巣は交感神経によって調節されており、

交感神経が働くと卵巣の血流は減少します。ただし、卵巣の場合、卵巣が栄養不足に陥りそうに

なるぐらい減少する。また、卵巣からのエストロゲン分泌も減少してしまいます。


ストレスや緊張状態が継続していたり、不眠状態などが続くと子どもを授かるための身体として

はいい状態をキープできないということになってしまいます。


鍼治療(鍼医学)では、どの部分にハリをうつと交感神経が活性化し、また、どの部分にうてば
副交感神経が活性化するかということが分かってきております。

自律神経系のバランスを行っている鍼灸治療院では、生理学的に根拠のある治療を行っていると
思います。どこにうつと「~神経」に作用するから、この臓器の血流が増えるなど、一度試して
みられるのもいいかと思います。

今回は不妊症に焦点を当てましたが、ストレスや疲労感、その他、多くの身体の問題に自律神経

のバランスが関係をしております。