こんばんは、れすとです。
10月6日~8日まで、RB2000回突破記念と銘打って佐渡島へ行ってきました。
小学校の修学旅行以来、21年振りになります。
初の、記事にするための遠征です。
前回までのあらすじ。
地獄の夜勤4連勤を経て、カーフェリーに乗り込んだ。
○ 2020年10月6日(火)/10:00/佐渡行カーフェリー船内 ○
21年前、修学旅行での帰りはカーフェリーだったのですが、揺れた記憶というのはあまりなく、
旅の終盤なのにテンションMAXでタイタニックごっこをしたり、船内を歩きまわってたような記憶があります。
しかし、今日は縦にも揺れるし、時折まっすぐ歩けないほどの横揺れもありました。
朝食食っていないので、スナックコーナーで佐渡牛バーガーなるものを注文。
待っている最中、椅子に腰かけると、なんか、体の中がおかしい。
俺は車の中で携帯見ようがゲームしようが何しようが酔わないので、乗り物酔いをした事が無いんです。
なので今回も「酔う」という想定をしていなかったし、何より乗り物酔いが何なのか分かりませんでした。
乗り物酔いを覚えた、歴史的瞬間の日です。
こうなってくると、ハンバーガーが時限爆弾でしかありません。
金要らないからキャンセルでって言おうかとも思いましたが、
そうこうしてるうちに出来上がったので、受取、ぱくつく。
1口食って注文した事を後悔しました。
それでも、乗り物酔いをしたことがないプライドがあるので、
もしや?と思い2口目を食い、もしやなどはない事を確信。
多分次口に何か入れたら俺の口からも出航する。
急いで包みを戻し、外へ。
ここからは、このスナックコーナーの横のデッキで過ごす事となります。
外へ出たら大丈夫かと思い携帯を見るも、ダメ。
これであっさり暇をつぶすという行為はなくなり、
ひたすら時間と酔いと格闘するのみの船旅となりました。あと2時間。 酔うの早ぇよ。
携帯を見られないという事は、Twitterが見られないばかりではなく、
メモを取る事も出来なくなったわけです。
残念ながら、平常時では浮かばないであろう奇抜な心情表現が浮かんでは消えを
繰り返してました。 多分あの時の俺は間違いなく才能あったと思います。
今ここで書けなくて大変残念です。 ブロガー失格っていう。
これほど長時間、空と海を見続けたのは初めてかもしれません。
とにかく地平線から目をそらすと一気に悪化するので、
なぜか景色を見てるのに音ゲー並みに目が疲れました。
ただ空と雲と海を眺め、潮風を浴び続け、酔いに耐える2時間。
景色が変わるわけでもなく、近づいているのかも分からない、永遠にも似た果てしなく長い2時間。
旅先でこんなに時間が進まない事ある?って位時間の進みが遅かったです。
もう佐渡とかいいから帰りたいって気持ちしかありませんでした。開始1時間で。
デッキには海を楽しむ人の姿もあり、何でお前ら酔わないわけ?と逆恨みしてました。
流石に10月だけあり寒かったですが、晴れてたのが不幸中の幸いでしたね。
デッキには体育館の応援席にあるような、かったいプラスチックの椅子があるので
座ってられるのですが、何せ硬いので尻も痛くなってくるわけです。
何も始まってないのに満身創痍。
一旦船内に戻り、二等・絨毯席の空きが無いか探しましたが、
割合混んでて楽々横になれそうにはない。
何室かあるのでちゃんと探せば空いてたのかもしれませんが、
一番近くの1室を見るのが限界。
多分くまなく探してたら俺が二等どころか下等になり下がってました。
まだ元気だった頃、船内のどこかでエチケット袋が設置されてるのを見かけてました。
こんな事になるとは思ってもいないので、余分な袋は持っておらず。
まさかに備えてエチケット袋を探しに行きたかったんですが、
探しに行ったらこの上なくエチケットの無い人になってしまう恐れがあるのでこれも断念。
とにかく船内にいると酔いが悪化する一方なのでほどなくして外へ。お帰りなさい。
ラジオを取り出し、聴く事に。
本当は、海上での遠距離受信にも挑戦したかったのですが、
いかんせんラジオの液晶表示(周波数表示)見るだけで
気持ち悪さが悪化するのでそれも出来ない。
FM新潟を聴いてたら、ほどなくしてリクエストでガッツだぜが流れてて、
なんだ俺への応援歌かって思いましたね。
個人的には中島みゆきの世情って感じでしたが。 この世から強制退場されるイメージ。
残り20分になろうかという頃、アナウンスが流れて車両置き場へ戻る。
港内に入ったとはいえまだ動いている為、油断はならないがもうそこまで揺れない為、
フラッフラになりながら車へ。
車内にいる為停泊の瞬間は分かりませんでしたが、
徐々に車が出始め、うちも出発。
停泊の前に車に戻れというアナウンスはありますが、
特に船員からの声掛けがあるわけではないので前見てた方がいいです。
そして車を動かすと、チケットの確認があるわけでもない為、
港には寄れずにそのまま場外へ追い出される感じなので、
予めどこへ向かうべきか調べておいた方がいいです。
近くの公園へ止めて、残した佐渡牛バーガーを食べる。
美味しかったですが、なんだか悪い意味で思い出深い味になりました。
そして今いる場所は佐渡。
3日後、否が応でももう一度フェリーに乗らなくてはいけない。
あっさりとトラウマになり、この旅面白くならないと確信しました。
テンション上がってから酷い目に遭って叩き落される、
結局今回も早くもダウナー旅行記になってしまったわけで。
ガリバーみたいに言うな。
続きます。
船酔いだけじゃねぇかっていう。 多分一番の見どころです。ある意味。
多分、アメブロの10数年の歴史で2000回記念を銘打ってのこのこ出かけて
寝不足で船乗って船酔いしてそれだけで1話使い果たす人もいないんじゃないかと。
さて次回は、佐渡について早速限界の俺が向かった先とは。次回もお苦しみに。