こんばんは、れすとです。
今回はちょっと異様な回になるかもしれません。
原則、通常回では音ゲーについてあまり触れないようにしてるんですが、
事が事なので書きます。 多分面白くなりません。
前回まで連載してました、東京遠征編でも何度か触れましたが、
最寄りのゲームセンターである 「 チャンス笹口 」 通称・笹が
1月31日をもって閉店しました。
2010年春、新潟市に引っ越してきたとき、
とりあえずゲーセンを探そうと思って探しあてたのがここでした。
後述しますが、現行機種に加えて、
当時ですらレアと化した音ゲーが数台おかれていて、
俺は音ゲーの腕は持ってないけど運は持ってるなーと実感しました。
あまり遠征時以外は音ゲーについては書かないようにしてたんで、
ブログでの登場回数はさほど多くないですが、
休日のうち、2,3回に1回は行ってた店でした。
ガロパ弁天店というもう一つのゲーセンが潰れる前は、
そのガロパと半々くらいに通ってたんですが、ガロパが潰れて以降は
殆どがこの笹が占めてました。
あー音ゲーやる気しねぇけど笹行くかーみたいな。
近かったってのもあるんですが…むしろ移動手段が原付しかないんで、
一番大きいウェイトを占めてたのがそこなんですが、
昔ながらのゲーセンっぽい雰囲気が好きだったってのも大きいんですよね。
ラウンドワンみたいにあらゆる部分がちゃんとしてないんですが、
まぁそこが逆に気楽だし、ホームって感じでいいかなと。
あとはもちろん設置機種。
メイン機種であるbeatmaniaIIDX(通称・弐寺)が2台あるのは大きいです。
そしてその前身であり元祖音ゲーである、初代beatmaniaに加えて、
全国で残るは7台まで減少した絶滅危惧種・キーボードマニアが
並んで設置されてたという、見る人が見れば本当に拝むレベルの環境でした。
もっとも、弐寺のように昔からありバージョンアップされる機種は
当然バージョンアップされるんですが、
本当の意味での新機種(筐体から買わないといけないようなもの)は
途中から全く入らなくなり、時代遅れのゲーセンになりつつありました。
最初にヤバいかなって思った騒動は、2016年6月24日。
笹が閉店するというツイートが出回りました。
確か仕事場の休憩室でツイート見て愕然としたのを覚えてます。
ガロに続いてあそこまで潰れたら本当に終わる…と。
ただ、元々笹自体は公式アカウントもHPもないんで、
イマイチ信じられませんでした。 いや、信じたくないというのが本心でしょう。
更に、別の方からは 「 本日休業 」 の貼り紙はあるというツイートも。
正直気になって仕事が手につかない感じでしたね。
まぁ仕事が手についてないのはいつもの事ですが。
そして遂には営業してるというツイートまで。
こうなってくると、みんなの心の中に笹は生きてます。~終わり/制作・NHK~
って感じが浮かんできます。 何が本当の情報なのやら。
正直、過度の期待を持たずに続報を待つことに。
結果的には、体制が大きく変わるが営業は継続…というところに落ち着きました。
ただ、従来の従業員はいなくなり、実質社長?のワンマン営業の始まりであり、
以後本当に店員は実質その方一人だけになりました。
ボランティアの方は若干いらっしゃったようですが、
店は持っても店員が持たないだろうなと内心嫌な予感はしてました。
その不安とはよそに、店は試行錯誤の時代へ突入しました。
1階のビデオゲームコーナーのテコ入れ…と言っても勿論最新台は入れられないので
倉庫から引っ張り出してきたゲームらしいですが、それを稼働させたり、
旧作音ゲーのフリープレイイベントをやったり。
それもある程度経過したらなくなりましたがね。
自分が行くのは原則平日の昼間という、
比較的人が少ない時間を選んでいくようにしてました。
少しでも人がいない時間にゲームを稼働させる、平日休み取れる者の使命です。
単純に並びたくないだけなんですがね。 エゴじゃねぇか。
元々人が少ない時間帯ではあるんですが、
正直末期はシベリア超特急放映中の映画館かってくらい客がいなかったです。
シベ超の客入り知りませんけど。
これは長くないかもしれない。
ガロパの二の舞になってはいけない、写真を撮ろう。
そう思ってはいたものの、やっぱりどこかで 「 まだ大丈夫だろう 」 という
閉店騒動を乗り越えてきたからこその謎の安心感みたいなのがありました。
そして前回まで掲載していた東京遠征から帰ってきて仕事復帰の初日。
2017年1月31日。
債権者各位の貼り紙が笹の入口に貼られてる画像が回ってきました。
前回の閉店騒動とは比べ物にならないくらいの動揺でした。
あまりにも強烈な確定要素。
何でかわかりませんが、仕事終わったその足で、歩いて笹まで行きました。
入口には画像で見たのと同じ、
「 債務者各位 通知書 」
「 資金繰りのめどが立たない状態でありますので営業を廃止することになりました 」 の文字。
この建物、1,2階がチャンス笹口であり、
3階は同じ会社が運営している雀荘、ダーツバーがあります。
どうも、そっちの方は営業してる為か、裏の入口のみは開いてました。
入ってみて、階段でいつものように上へあがる。
ゲーム機でふさがれた2階入り口がありました。
もうここには帰ってこれない…初めて痛感しました。
引っ越してきてから約7年。
ずっと通ってた、一番来た、Twitterで文句も書いたけどやっぱり好きだったこの店。
便所が臭うだの、ボタンが反応しないだの、店員が見つからないだの、
スコアが出ないだの、音が聞こえないだの…。
それも当たり前に笹があると思ってたが故の事。
いつ潰れてもいいように心残りが無いように…そうは思ってたけど、
やっぱりそんなのは無理だった。
ゲームはまたどこかで出来る。
けど笹の環境でやるあのゲームやこのゲームはもう一生出来ない。
何の通知もなかった為、さよならプレイすら出来なかったのが何よりも悔しくて、
けどすべては後の祭り。
結局、写真も最後まで撮れずガロパの閉店から何も学べなかった。
今ある記憶と、今ある写真だけの存在に変わってしまった。
多分何をゲーセン一つでとお思いだと思われますし、
なかなか伝わりにくいニュアンスだと思いますが…。
そんなチャンス笹口ショックの中書き上げたのが、前回までの東京遠征編です。
正直、この状況で楽しかったことを思い出して書くってのが
なかなかに酷で、普段とはまた違った意味で筆が進まなかったです。
何も知らずに楽しんでたのがはるか遠くに感じましたね。
そんな状況下で一つの吉報が舞い込む…んですが、それはまた次回かいずれ。
結局うまくまとまらなかったんで、あんまここに書く意味なかった気もしますが、
書きなぐりたかった、ただそれだけです。
まぁコレを読んだところでどうコメントしろというのだという
お気持ちをお察ししたうえで公開しますし、コメ欄も通常通り開けておきます。