RB268 最期の秘密 | REGULAR BONUS

REGULAR BONUS

31歳のダウナーな人による、 日々のREGULAR BONUSな瞬間…というかヤだなぁと思った瞬間とかを綴るブログ。

ネットとは、

現実の何十倍、何百倍もの出会いと別れを繰り返す場である。


本名はおろか、HNや出身地、果ては性別さえ分からない事が多い。

どんなに共感しあえても、二度と会うことはできない。


今日、某スマイリーな動画サイトを見ていたらお約束の時報。

その後、広場に残りチャット見たいなものをしばし楽しむ。

最初は下ネタやら時事ネタやら、他愛もない話で盛り上がっていた。

徐々に人が減る中、ある一人の男が自分の彼女について語りだした。

他人のことだから深くは書かないが、変わったカップル…

いやカップルと呼べるかどうかも定かではないが、

午前3時ごろより延々議論が続いた。



最終的には、俺、彼氏、もう一人の相談相手の3人だけとなった。

その後、それぞれタイプの違う3人が午前5時まで延々と

今後どうするべきか的な話が続く。


具体的な結論は出なかったものの、午前5時でいったん議論は終了。

しかし、あまりにも3人で話していた時間が長すぎ、続行。

チャットや掲示板などにおける、

ネット上のコミュニケーションに関する話題へ。


よく、テレビの中の人は言う。

「 文字で会話って寂しい。

 相手の表情を見ずにそれをコミュニケーションというのはおかしい。」


俺はそうは思わない。

ネット上のやり取りはそうあるものだと割り切っているからだ。

テレビの情報を一方通行で受け取るよりも、

画面の向こうに必ず人間がいる相互コミュニケーションの方が

俺は正直好きだ。別に現実で誰とも話さないわけではないし。


あの広場は特に匿名性が群を抜いている。

HNはもちろん、IDもでない、同じ場所に集合できるとは限らない。

一度、戻るボタンを押したら二度と同じ場所へは帰れない。

後日、同じ奴がいるかなんて誰にもわからない。

それがネットの利点でもあり、欠点でもあると思っている。


だから、今回の3人は広場から出ることを自然と拒んだ。

5時半、いい加減解散しますかという話題になる。

さすがにキリがなく、どこかで踏ん切りをつけないとならない。

結局、解散したのは10分後だった。


「 出会えたことを感謝です。 」

「 いい時間をありがとう。 」

「 またどこかで会えたらいいね。 」


こんなやり取りがまた延々と続いたので、伸びたわけで。

多分、全員二度と会えない覚悟はできてると思う。

だからこそ、みんな自ら消すのを拒んだのだろう。


もしも、また同じような奇跡が起きればひょっとしたら…ね。





まぁ、恋愛の相談も糞も俺経験無いから意味ないんすけどね(笑)