
2016年 夏号 (vol.25)
【記者】七井・安東・椛澤 【編集】鈴木
『漫才ブーム』
私の好きなドキュメンタリーのテレビ番組で、30年前に起きた「漫才ブーム」を取り上げていました。
脚光を浴びるコンビの中には、片方はその後もテレビで活躍し続けているのに、もう一方は表舞台から遠ざかってしまう人がいます。
どうしてコンビ2人同等にいかないのでしょうか? 持ってる運が違うのか… いやおそらく能力に差があり、片方は単なる引き立て役として相方の人気にあやかったのに過ぎないのでしょう。
番組でBKさんが自分の体たらくを「これでいいんですよ…」と言っていたのがしんみりと心に残りました。
もう一つ、ブーム仕掛け人の一人K氏が「見なくてもいい夢を見た人がいる」と言っていました。つまり、仕掛け人からすると想定外にある芸人が売れて、「なんでこんなに売れてしまったのか」と思ったのでしょう…。
本当に面白い芸人は当然売れますが、そんなに面白くもない芸人もナゼか売れてしまう。それはその時代に合った副産物のようなものでしょうか。【安東】