2012年夏号(vol.9) 記者・・七井、安東、林
編集・・鈴木
「お盆」 (瞑想録)
夏の風物といえば、お盆があげられます。
お盆はもともと餓鬼道に落ちた霊を救う仏教説話から伝わる行事です。
現代では「先祖の精霊を我が家に迎え供養して、家族が亡き人と共に過ごす期間」と、とらえられています。
しかし都市部では簡略化されて、帰省したおりにお墓参りに行くだけの方も多いと思います。
忙しい日常を送っていると、自らの先祖に対して思いをはせるような機会はあまりないと思います。せめて、お盆の期間だけでも静かに目を閉じて・・
「今自分の体の中に流れている血は、遠い祖先から脈々と受け継がれたものである、自分一人のものではないのだ・・・」
などと瞑想してみてみると、ちょっと違った見方が開けてくるかもしれませんね。
【安東】