ルサンチマンとして舞台に立つのも、残すところあと一回になった。しばき合う僕たちを観て、笑ってくれる人がいる。それは今も変わらない。だから、これからもこんな感じで続けていければと思っていたんだけれど…。
これから何を考えればいいのか、それを今はずっと考えている。

いつからか煩わしいことが多すぎて、お笑いのことを考えるのもおっくうになっていた。でも、それすら考えない自分は、本当にただ生きてるだけの、寝て食ってバイトしてるだけの人間だ。

お笑いを始めた大学生の頃、教室の片隅で半笑いを浮かべながらネタを書いていた。当時のネタはお笑いというより日頃のうっぷんを書いていたに等しいレベルだったが、「これを今からだれかに見てもらえる」と思うと、なんだか楽しくてしょーがなかった。

「お笑いが好きだから」とか「人を笑わせるのが好きだから」とか言ってるヤツを見るとアホかと思った。好きだからっておもろないネタ見せられる客の立場も考えろや、と。

しかし、自分がいざ人前でネタをするようになってわかった。舞台に立つ動機なんてなんだっていい。笑えることをする芸人がいちばん価値がある。
それに、自分は「お笑い」や「人を笑わせること」なんてどうだっていいって思っていたけれど、人を笑わせることと自分が笑えることをすることと明確に区別できるものなんだろうか。だいたい自分だって「自分が笑えることがしたい」という動機でやってる以上、「人を笑わせたい」と思ってやってる連中と自己満足という意味では変わりない。

なんか書いてるうちに何が言いたいのかよくわからなくなったけど、やっぱり自分は半笑いでネタ考えてる瞬間がいちばん幸せだ。自己満足でいい。これからも自分が笑えること考えて、それを差し出すことでしか自己表現できない。