昔、部活をやってた時代に顧問の先生は「一日休むと取り戻すのに三日はかかる」みたいなことを言ってた。「集団の中にいても常に自分がリーダーのつもりで走れ」とも。その言葉を真摯に受け止めながらも俺は心のどこかで「しんどいなぁ…休むことすらできんのか…」と思っていた。だが今にして思えば、あれは少しでも楽をする手段だったのではないだろうか。
休むことがリフレッシュになるということはたしかにある。しかしリフレッシュになるような休息というのは、実は本当の意味で休んでいるわけではない。緊張の糸を残したまま休んでいるからこそ次に始めるときにすんなり入っていけたりする。根っこから休んでしまうと次に動き出すことがおおいに苦痛になるからだ。
自分がリーダーというのも同じ。そう思うことによって責任感とか緊張感が生じて必然的に辛さが緩む。たとえ虫ケラ同然の扱いを受けようが、自分はリーダーであり世界を変える唯一無二の存在。そう錯覚することが大事なのだ。
気を張った生き方というのはしんどい。でも気を張ってない方がもっとしんどい。逆説的だが、楽をしようとしないことが結局いちばん楽をするということに繋がるのではないかと思うわけである。