無心だった。
船に乗り旅に行く為の買い物に行く必要があり、なんと彼女を誘う事に成功した。
下宿先の友人に話すと、一緒に喜んでくれて、朝まで三人で飲んでいたのを今でも忘れない。
彼女との買い物の日、ボクは待ち合わせの場所に一時間も早くついてしまった。
張り切りすぎた・・・
?!
彼女が来ている!
ボクは思わず走り出し、彼女に駆け寄った。
「ゴメン、待ってた?」
と、声をかけると彼女は恥ずかしそうにこう答えた。
「遅刻したと思って家をでて、時計をよく見たら一時間前だった。」
その一言で2人の間にあった距離が一気に近くなった。
いろんな話をしながら、電車に乗り、ちょっと?!頑張って中華街で食事をしたり、買い物もして、一日中2人で歩きまわった。
正直ボクは買い物など必要なかった。
ただ一緒に何かをしたい、同じ時間を過ごしたい。ただ、それだけだった。
そんな楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまい、門限と言う鎖に引っ張られるように、家路へと向かった。
いつからか、記憶にないぐらい自然と手をつないでいた。
すでに2人の間に距離はなかった・・・
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