ダラダラとツアー観戦の記事が続いて恐縮なのだが、僕のツアー観戦記はまだ続く。
初めてのツアー観戦も後半を迎え、僕たちは17番ホールにいた。ここは「ザ・ギャラリーホール」と銘打たれたイベントホールだ。グリーン周りにはスタンドとパラソル付きの座席が設置され、食べ物や飲み物の店も出店していた。もちろんアルコールもあったので、結局、僕たちはここでも2杯のビールに手を出してしまうことになる。ただ、このホールだけはDJがいたりしてマイクを通してギャラリーも色んなトークを聞くことができ、時にはDJとギャラリーが一体となって盛り上がろうというコンセプトらしいので、僕たちの行為は決して暴挙でもなんでもなかったことだけは書き添えておこう。とにかくこのホールだけは他のホールとは全く違った趣を纏っていた。
ちなみにDJは日曜日の朝にやってる情報番組でもおなじみのタケ小山さんと世界の青木プロだった。この二人のトークについて僕などが評価するのもなんなので詳しくは書かないが、一つだけ言うなら「青木プロは自由人だ」そんな感想だった。
古典的ゴルファーの精神からすると、この試みには賛否両論あるとは思う。ただ、僕の感想としてはおもしろいイベントだと思った。DJの二人がまだまだ知名度の低い選手のバックグラウンドを紹介してくれたり、いじられキャラの選手をいじってみたり...また選手もそれに対して応えるというのは場に一体感を生み出す仕掛けとしてはおもしろかった。そもそもゴルフというスポーツの特性がそうさせるのかも知れないが、ゴルフの選手というのは他のスポーツ選手と比べてアクションが地味だ。「プロはプレーで魅せればよい」というのも正論だと思うが、プロは顔を知ってもらってナンボという側面もある。こんな仕掛けでもないと印象に残ることなく埋もれてしまいそうな選手が多数いるのも実際のところだろう。関西では初めてというこの企画、今後も続けてみても良いのではないだろうか。
ところでこの日、優勝争いをしていたのは最終組でまわっていたインドのガンジー選手と韓国の金選手だった。17番では差はつかず優勝者の決定は最終ホールに持ち越されることになった。
もちろん僕たちも最終組に着いて18番ホールへと足を運ぶ。ちょっと先回りしてグリーン周りで最終組のプレーを見ていた。ロングホールの2打目をガンジー選手はグリーン周りのガードバンカーに入れてしまうが、そこからピン傍へピタリとつけるナイスアプローチを見せる。対する金選手はパーで上がったので、この時点で勝負あり。ガンジー選手の優勝で大会は幕を閉じた。ちなみに僕はガンジー選手のバンカーショットを4打目と勘違いしていたので、ガンジー選手がパットを決めた時に「さぁ、プレーオフだ!」とトンチンカンな反応をしてしまった。ガンジー選手が異様に喜んでいる様子を見て、初めてガンジー選手はバーディで締めたことに気付いたという...
観戦後、「優勝したガンジー選手ってどんな人だろう?」と気になった僕は彼について少し調べてみた。絶対に僕より歳上にしか見えなかったのだが、なんと僕より5つも歳下だという事実を知り愕然としたのだった。