櫂との生活の中で学んだことを
心理学的な観点からお伝えするシリーズ

もっと、もっとと
頑張りすぎてしまう原因について

ママという最大の難関を突破した作戦を
乗り越え、櫂がうちの家族になった
エピソードを元にお話しします。

 

運命の出会いも偶然じゃない


初めて櫂にあったのは
(その時はまだ名無しの権兵衛だけど)

会社で経営企画部に長く在籍した後、
教育部に異動となった頃だった。



前職でカウンセリングを中心に据えた
子供の教育、個別指導の発想を
世の中に広めようとしていた私にとって

一人ひとりの特性や才能、現在の状況を
考慮せず、

一方的で押し付けがましい、
答えが一つしかないという先入観に
凝り固まった。

旧来の会社にとっての都合のいい
人材育成・組織人を作るという
教育カリキュラムの内容は
違和感を覚えていた。


そして、社内で新しい発想での
人材育成方法を作りたいと
悶々としている頃だった。


ノー残業デーの水曜日

帰宅時間が早かったので

 

帰りの地下鉄の駅の上に併設された
ショッピングモールで
バスの乗り継ぎまでの時間を
いつものように本屋で時間を潰していた


なぜか、その日は興味のある本が
全然見当たらなくて
時間があるのでモール内をウロウロ


ふと、ペットショップが目についた

何気なくのぞいてみると
可愛いワンコたちが並んでいた


そこで、
すぐに櫂に目を奪われた・・・


というわけではなかった



一頭ずつ順番に見ていくと
どれも愛嬌を振りまいているのに



たった一頭だけが

お尻を向けている。

 

(ウチでの様子ですがこんな感じ)

 

他の犬は愛嬌を振りまいているのに
そいつだけが後ろ向き

なんだか気になったけど
(ここがポイント)

仕方ないので、他の犬を見ていたが
なぜかお尻を向けた一頭が気になって
しょうがない。


もう一度、戻って見てみると
やっぱり、お尻を向けている。



ガラス窓越しに、『オーイ』と
声をかけてみる。

『・・・・』

動かない。


も一度声をかけても、
やっぱり『・・・・』無反応

気になって仕方がない。

そこで、
指先でトントンと合図をして見た。
(あまり良くないですよね〜)

すると、
突然気づいたように
首だけで振り返る

ズ・ズキューン

目を離せなかった。

 

(初めての写真撮影)

 

か・可愛すぎる

つぶらな瞳で、上目遣いで
でも、首だけをこちらに向けて見ている


連れて帰りたい

しかし、
ハードルが


そう、そこにはママというハードルが



以前から、娘と犬を飼いたいという話を
していたが、

妻は反対。

 

動物好きなのに理由は2つ

 

『二人とも仕事していて忙しいのに
誰が面倒見ることになるの?』

 

それに、

『死んだ時辛すぎるよ』

 

おっしゃる通り、
具体的な話になる前に
すごすごと撤退していた。

(後に、全て妻の予言?通りだったが)

 

 

でも、今回は運命を感じていた。

 

簡単に諦めることはできない。

そこで、一計を案じた。

まずは娘を味方につけよう。


翌日、娘と仕事帰りに

ショッピングモールで待ち合わせ

 

何気ない振りを装って、
ペットショップへ

そして、何気なくワンコを見ながら
『可愛いなぁ、飼いたいと思わへん』
などと水を向けてみる。

娘が『でも、ママが反対するやろし』と

娘の方が冷静笑い泣き

 

そして、昨日見たワンコのケースの前に

今日も一頭だけお尻を向けている


『こいつ気にならへん?』と娘に聞く

案の定、
『すごい、気になる』

『ちょっと、呼んでみたら』

でも、やっぱり、知らんぷりされる。

 

娘はますます気になった様子

そこで、トントンと指で合図すると

首だけをこちらに向ける。

『うわぁ〜!何、この子!可愛い〜』

こんなところ、娘は私とツボが一緒ウインク


そこから、娘と悪巧み、もとい、
相談開始。

ママ攻略作戦を、モール内のカフェで

 

決戦は金曜日

 

そして、翌朝、作戦の決行

『今日はモールで待ち合わせをして

夕飯や明日の朝ごはんを買いに行こう、
買いたい本もあるしと』私、

『近くのスーパーでいいんちゃう』と
ママ

そこですかさず、娘が
『モールでついでに見たいものあるし』

これで、第一関門突破
 

夕方、ドキドキしながら駅で落ち合う

 

いきなり、ママから先制攻撃

 

『食品売り場は1階やから、二人で
上見てきたら』とさすがにママは手強い

でも、こんなことは想定済み。

娘が
『ママに一緒に見て欲しいから』と

そして、5階の決戦の場へ
娘と私は何気ない素振りを装いながら

内心ドキドキ

そして、ペットショップに近づいても
無関心のママ

『コイツだけ向こう向いてるで〜』

抵抗を示していたママだったが
その一言で、気になる。ニヤリ

これこそ、私の作戦の最大の戦略
心理学のツァイガルニク効果を
活用した作戦

櫂が、お尻を向けていることを前提の
一か八かの作戦だった。

でも、
私たちの意図を理解(?)した櫂は
この日も、ちゃんとお尻向けていた。

続きは次回へ