2000年12月10日 午前5時
私の 初 マラソンがスタート!
ハワイ、ホノルル =「常夏」・「暑い」
というのは、私の勝手な思い込みでした。
午前2時に起きて、ツアー専用バスで会場へ。
スタートまで1時間。
早朝(早過ぎる!)とはいえ、まだ真っ暗。
そして、十分寒い!
とりあえずストレッチとウォーミングアップ。
想い出づくりがメインの大会だったので
「写るんです」というカメラを持って走る。
ちゃんと防水タイプを日本から持参です。
まだデジカメなかった時代です。
午前5時 スタート!
(日本時間は夜中の0時)
★スターターは大魔人佐々木投手

★スタートの号砲と同時に花火が!

もう、これだけでも感動でした。
大集団が一斉に動き出した。
まさに「人の波」に呑まれ、流される様に
初マラソンを走り出した。
アラモアナからワイキキへ向かう道。
クリスマスのイルミネーションが鮮やかで
持っていたカメラで写真を撮ってもらった。
「道の真ん中を堂々と走れる!」
「すべての信号がグリーン!」
前も後ろも、右も左も
同じゴールを目指すランナーでいっぱい!
信号、車、行く手を遮るものが何一つ無い!
涙が溢れるほど感動していた。
距離表示にも感激していた。
今回のミレニアムな誕生日で43歳になる。
そこに、これから走る42キロに
今まで生きてきた42年間を重ね合わせ
「1㎞毎に1年を振り返りながら走る」
そんな事を考えていました。
42㎞を無事に完走して43歳を迎える!
★初めて体験する給水所

ランナーの数にも圧倒されていたけど
給水所スタッフの多さにも感激した。
ワイキキの市街地を抜けると真っ暗で
実際にどこを走っているのかわからなかった。
距離表示だけが頼りだった。
ペース配分とか、ゴール予想タイムなんて
初マラソンの私にはあるわけがない。
1㎞、1㎞を積み重ねるだけだった。
(実は、マイル表示のが大きかったけど)
ダイアモンドヘッドの登り坂です。
ラストの直線を激走!
完走の感激を噛み締めながらゴールへ。
「42㎞」の距離表示を目にした直後
その真っ直ぐ先にゴールゲートが見えた。
コースの両サイドから大きな声援と拍手!
まったく知らない私に応援してくれている。
感動、感激で涙がこみあげてくる。
ゴールまでの直線を走りながら
「もう終わっちゃうの?」
という思いでゴール!
これが、初マラソン完走の感想。
スタートも、給水も、ゴールも
全てが初めての体験でした。
テレビでしか観たことがなかったマラソンを
たくさんのランナーと共に自分自身が走った
嬉しさわ噛み締めながら・・・
ツアーで用意してくれたテントへ戻ると
淋しいことに誰もいなかった。
「あれっ、もう誰もいないの?」
テレビの世界でしか知らないマラソン
みんな2時間台で走るものか・・・
と思ってました。
テレビ中継は2時間半くらいで終るでしょ。
「市民ランナー」の存在を知らない私
市民ランナーがどのくらいで走るのかも
まったく想像も出来なかったから・・・
戻った時は、既に誰もいなくなったと思い、
一人テントを出て、イベントブースへ。
一人で満喫していました。
ところが、この後・・・
天国から地獄へ!
とんでもない事態に陥ったのでした。




