レース後のケアと、このところの体調不良の調整をしてもらうために、いつもの鍼灸医院へ足を運んだ。
「途中リタイアのクセに・・・」なんて非難されそうだけど、まあ、それはそれとして・・・
どんな時も身体、時にはメンタル面ケアが大切なんです。

さてさて、本日の診察の結果で、以下のことが判明した。
①練習を積んでも、数日で筋力が落ちてしまう・・・
 8月、9月と400㎞以上、10月も20日時点で300㎞ほど走っていたのですが、数日休むと脚が見る見る
細くなってしまっていました。
 これは大きな筋肉(筋繊維)はすぐに発達するけど、深部、細部の毛細血管、神経が発達していないため、
末端まで栄養が行き届かずに筋肉が落ちてしまう(細くなってしまう)様でした。
 2ヶ月半では、まだまだ走れる脚には戻らないと言うことでした。完全に戻るには1年はかかる感じです。
もちろんキロ5分ペースくらいのジョックなら十分に出来る走ですが。

②筋肉が熱を持つ(いつも熱い感じがある)。しびれ感がある。
 これも深部や末梢部に神経や血管が行き届いていないのが原因らしい。
 冷却効果、栄養補給が不十分なため熱をもったり、しびれ感が出てしまうとのこと。

③急に走るのが嫌になった・・・
 ブランクを埋めるために走る→追い込んだ練習をする→思ったような結果が出ない→更に追い込む
 →疲労が蓄積→集中力がなくなる→あせり→更に結果が悪くなる・・・の悪循環に陥る。
 「記録を狙う人、競技者は、多かれ少なかれ、こういう経験をしているから・・・」
 「○○(私)さんは、市民レベルではトップアスリートですから仕方ないですよ」と言われて
 自分でもビックリしたが、「楽しみだけで走っていない」自分がそこにはいた。
 ・・・走るのが嫌になるということはそういうことなんだと。
 先生からは、「2週間くらいは走っても1日10キロまでにして疲れない走りをした方が良い。」
 さらに「走るのが嫌なら、しばらく走らない、本当に走りたくなってから走り出したら?!」と
 アドバイスをいただいた。
普段は、私のような偽トップアスリートではなくて実業団や本物のトップアスリートを診療されている
先生で、私が最も信頼しているランのアドバイザーなので今日の言葉を信じて調整に専念することにした。

「名古屋ハーフについても昨日の結果(仕上がり具合)で、まだ走るのは難しそうです。」と私の考えを伝えると、先生からも「自分で客観的、冷静な判断が出来ているみたいだからOKだね。私も走らない方が良いと思うよ。
1年じっくり行こうよ」と先生から言われた。

それにしてもこの半年のブランクの代償はあまりにも大きかった。

ちなみに、今日は・・・
全身のマッサージ、背中を中心に、電気治療、鍼、温灸をしてもらい、さらに頭のてっぺんと首筋に
鍼を打ってもらった。これは精神を安定させる効果があるらしい。手首、足首にも同様に鍼を打ってもらった。
今日はどちらかというと、気持ちを落ち着かせる効果を狙った治療が中心だった気がする。
そりゃあ、そうだろうな~初リタイアの後遺症が大きいのと
逆にリタイアで脚は使っていないのだから、脚の治療は殆ど要らなかった感じです。(笑)