製品作りにおいて
まさか売ってる素材をそのまま使うとかやってませんよね?
売ってる素材をそのまま使うとかやってると
売ってる素材をそのまま使ったような製品しか作れません。
(そりゃそうだ)
貴方がもし、売ってる素材をそのまま使ったような製品作りに満足できるなら
これは幸せな事です。
▼目的の物が造形できるかは、やはり挽いてみて削ってみて焼いてみないとわかりません。
これをカフェに例えれば、
コンビニでもアマゾンでもどこでも手に入るインスタントコーヒーを仕入れて
お湯を注いで出すだけですからね。あとはお湯の温度に気を付けるくらい?
つーのは言い過ぎにしても。
目的に適う物をまず見つけようと努力する。
見つからなければ改良する。産み出す。
産地から豆を取り寄せ、それらを好みにブレンドして炒る。
使い慣れた道具を使い、慎重に抽出する。
ワシはそんなカフェ(ものつくり)しか出来ん人種です。
だので、そういった人たちに嫉妬してしまいます。
もっと楽に簡単に軽やかに生きて見たかった。
だもんで、自分の長男には「らく」なんて名前を授けてます。
はい、前置きが長くなりましたのでこの辺りで切り上げます。
さて、急須製品の素地決めの為の粘土コンペ、第1回目で19種類から3種類までに絞りました。
今回の第2回テストピース検討は、それらに添加物を割合を変えて混ぜ込み焼成した物の検討どえす。
しかしまー10年前に比べれば
これらの素地開発はずいぶんと楽になりました。
濃い方たちが濃い製品開発を行い
それなりの特性を得た製品がすでに出回っている時代となってます。
これは過去にもそういう人いましたが
ネットが発達した今、そう言った人たちにアクセスしやすくなっています。
▼ためになる写真・19種類に絞るのにも労力かかります。
ここで選抜した物に更なる添加物を混ぜて分岐させるますね。
粘土はだいたい10キロ単位で売っているので
ここまででもかなりの研究開発費がかかるのです。
従事者の人件費も加味すればですが。
この簡素なエクセル表には数十万円分の価値があるのです。
「今までにある物を使ってたらすでにある物に毛の生えた程度の物しか作れない」
日本の生産力、物作りの力が衰えたのは、
情報化時代の弊害「安易に答えにたどり着けてコンビニエンスな模倣」が蔓延ったからだと考えます。
そして、お互いがお互いを模倣し始め「トレンドに収束」する風潮を
「この作家は自分が支えてきたので良し」とするほどギャラリストらが劣化してるからだと考えてます。
簡単に言えば、「加守田・ルーシーリー・バーナードリーチ・人間国宝やら・伝統産地様式やら・民藝やら・北欧云々らの劣化版」だらけって事。
複製を複製してその複製をまた複製する。型を抜けば抜くほど劣化する。
だもんでね。「そうでない道を探る」たいよね。
これすなわち、生産人口の減り続ける日本の産業界、陶磁器業界が、
生産性を上げ続ける諸外国を相手に生き残る為の「最適解」だと考えてます。
継承する価値のある知識・技能あります。
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