春だな〜と思っていたら、いつのまにやら初夏
↑今年もバラ咲きました!
放置してるのに……
で、毎年この季節になると悩まされるのが……
雑草 ですよね?
あり得ないほどにニョッキニョキ、あれよあれよでジャングル化……!!!
面倒くさがりの私もさすがに一念発起して、先月来毎朝ササッとですが雑草を抜くようにしています。
……が、きれいになっていく気配が一向にないっ!
抜けども抜けどもなくならない。
というか、抜く本数よりも新たに生えてくる本数のほうが圧倒的に多いのでしょうね
草むしりを毎朝って書くと、もしかしたら「ばん子さんのお宅のお庭は広いのね〜」なんて想像されている方もいらっしゃるかもですが、否、
庭ではなくて
「家の外周」の話です
どんだけ生えてくるのよ!?って、その生命力には驚かされるばかり。
雑草のようにたくましく生きるなんていう表現がありますが、なるほど、雑草のように生きられたら無敵という気が確かにしますね……。
今朝も指先を真っ黒にしながら(←軍手でもすればいいのに……)せっせと草抜きに精を出すばん子のブログへようこそ!
さて、そろそろ梅雨入りも近い関東地方。
多くの植物の種まき好適シーズンもそろそろ終了です。
種子の袋裏面の表示が、寒冷地は別として、だいたい春先から5月いっぱいくらいまでになっているものが多いように思います。
……で、駆け込みで種まきしようとしています。(間に合うかな?)
何をまこうとしているかというと、芝生代わりのグランドカバー用になってくれそうな植物の種子を、です。
どう考えても芝生の管理は(たとえほんのわずかな面積であっても)無理!と自覚している私。
(実家の両親が、現在住まっているマンションへ引っ越すまで、暑い中毎週のように芝を刈らなくてはいけないのにヒィヒィいっているのを見ていましたし……)
だけど地面はグリーンで覆われていてほしい!(←勝手過ぎ)
というわけで、この家に暮らし始めて十数年になりますが、その十数年は理想のグランドカバーの模索と挫折の十数年でもありました。。。
↓↓↓と〜っても長いので、ご興味のない方は読み飛ばしてくださいね
ペニーロイヤルミント
まず最初に、グランドカバーとしてペニーロイヤルミントを植えました。
確か、当時育て始めていたバラについてよく知ろうと観ていたNHKの『趣味の園芸』の中で、高木絢子先生が「バラの足元に植えるのにとてもよい」というようなことをおっしゃっているのを聞いて、じゃあペニーロイヤルミントにしよう!と決めたのだったように記憶します。
成長力旺盛なミントは決して地植えすべきではないといわれますが、ペニーロイヤルミントは例外。
確かに成長力は旺盛ながら、手に負えなくなるほどではなく、根が深く張るわけでもないので抜くのも簡単です。
ミントだから上を歩くとスーッとする爽やかな香りもして、虫よけ効果もあるということだし、悪くはなかったんです。
ただ……
バラのために施した肥料が効いてしまったか、とにかく巨大化してしまい、膝丈くらいまで埋まるようなミント草原と化した家周り
濃い緑で覆われて、それでいてミントだけに虫はあまり集まらないので、それはそれでよしとする選択肢もありました。
でも、すっかり丈が出たところを上から踏んでしまうと無残に倒れたままとなってしまい、葉も茎も柔らかいのが裏目に出て、ぐっちゃりとどうにも汚らしい感じに……。
バラの木の根本に限定して植えるのがきっと理想的なのだろうと思います。
我が家の用途(=家の周りを全面的に緑でカバーする)に用いるには向かないと感じて、植え替えることにしました。
レイタータイム
次に植え付けたのは、レイタータイムでした。
もちろんいろいろと調べ上げた結果の選択です。
匍匐性のタイムで、踏みつけにもかなり強いというグランドカバー用に改良された品種。
広がるのがゆっくりでなかなか忍耐が要りましたし、真夏には蒸れてそこここが枯れ込んでしまったりと必ずしも順調ではない滑り出しだったけれど、それでもどうにかこうにかパッと見は「一面のグリーン」みたいになって喜んでいました。
それに、1枚1枚の葉っぱがとても小さいので、繊細で、暑苦しく見えないのがよかった!
細い細い、柔らか〜い針金のような感じの茎が幾重にも重なってフッカフカ♪
断面図はおそらくものすごーく目の粗いスポンジみたいな感じになっていたかと思います。
ところが〜〜〜〜〜!!!
そのフカフカが災いしたというか、フカフカを喜んでいたのは私だけではなかった。
なんと、アリが巣を作ってしまったのでした〜〜〜!
細い茎がクシャクシャに絡まって厚みの出ているレイタータイムの層をそのまま巣として利用してたんです!!!
居抜き物件って感じ?(←この喩え……)
そぅーっと厚み部分を剥がしてみたら……
茎の上に直接卵を並べて載せてるぅ〜っ!!!
作り付けの棚って感じ!?
アリ目線ではレイタータイムがモシャモシャとなっているのがちょうど上手いこと草の迷路みたいで、アリにしてみたら地面を掘る手間が省けたと大喜びしたことでしょうねー。
程よくガードされて、それでいて風通しもいいし、最高の立地に違いありません(笑)
どうしたものかとオロオロしながらその後何度かレイタータイムの層を持ち上げてアリたちの「暮らしぶり」を覗いていたら、頻繁にヒトが様子を見に来るこんな危険なところには住めないと判断したのでしょう、ある日各自白い卵を抱えたアリたちが行列をなしてどこかへ移っていきました。
サヨナラ〜
とりあえずはアリはいなくなったものの、今後もいろんな虫がそうやって居を構えるであろうことが容易に予想されたので、泣く泣くレイタータイムを引っこ抜くことに。
(一気に剥がしてみたら、予想通りありとあらゆる虫がワラワラと逃げていきいました……)
クラピア
その後、土面が露わになったまま放っておくわけにもいかないので、次なるグランドカバーとして投入したのがクラピアです。
<新品種> クラピアk7(白花) 9cmポット苗
540円
楽天 |
イワダレソウを倉持さんとおっしゃる方が改良したもので(だから“クラ”ピア)、耐踏圧性にすぐれ、立ち上がりにくくて緑化用途に芝生っぽく使いやすい品種です。
……のはずなのですが、多分それはひっきりなしに人が通って踏みつけられる場所に植えた場合の話。
単なる家の外周スペースに植え付けた我が家の場合、滅多に踏みつけられることもないためか、やたらめったら高さが出てしまい、葉っぱも大きく、グランドカバーとは到底いえない、単なる雑草繁茂状態の見た目に
蔓のような長い茎はがっしり太く、はっきり言って葉っぱよりも茎のほうが断然目立つ!
(ちなみに上にリンクを張ったクラピアk7は従来のクラピアの選抜種だそうで、茎が木質化しにくいとのこと。
これなら我が家のみたいに茎ばっかり目立つということにはなりにくいかも)
しかもそれが伸びまくって、家の前面道路にまで進出……するのはまだしも、境界線のブロックも乗り越えて隣家の敷地にまで侵入するぅー!
春から夏にかけては刈り込み必須!
刈り込まないと敷地爆発!
だけど刈り込んだそばから新たな芽が伸びてくる……
芝でもないのに電動バリカン振り回して格闘するヒ日々にくたびれ果てしまい……
今回植え替えを決意しました。
(↑それでもグリーンを諦めきれない人)
ディコンドラ
……で、今回用意したのがディコンドラ(ダイコンドラ)です!
種子の袋の写真にあるような可愛らしいサイズの葉っぱが一面に広がってくれることを祈ります……。
これは実際にお庭に植えている友人から教えてもらったもの。
「だけどな〜、また失敗しそうだよなぁ〜」と躊躇していた私でしたが、根も浅いから問題があれば簡単に抜けるよという友人の一言で決めました!
なにしろ、今植わっているクラピアの根の深さに難渋しているところなので
それを活かして傾斜面の土の流出を防ぐ目的で使われるくらいですので、根の深さに文句を言うのは筋違いなのですが……
よほど除草剤をまこうかとも考えましたけれど、狭い面積に混み合った状態であれこれ植わっている木なども枯れちゃうだろうと予想されるので断念。
幸いにもといいますか、クラピアの茎(蔓?)は太くて丈夫でよく目立つので、見えてる分だけ地道に引き抜いていって、根っこが残ったとしても気にせずディコンドラで覆っていこうかと考えています。
何度も引きちぎられて、上がディコンドラで覆われれば、さすがのクラピアも徐々に細く弱くなっていく……はず。
消耗させる作戦です。
それにしても、これまではすべて株を植え付けていたのですが、今回のディコンドラは種子まきでいける!
楽〜♪ そして経済的〜!
どれも私が望んで植え付けたものばかり。
それなのに手に余るといって引っこ抜くのは植物たちに申し訳ない限りなのですが、現在の草ボーボーな我が家、周辺の環境に悪影響を及ぼしていること間違いなしなので、ここは覚悟を決めて「コントロール可能なグリーン」へと転換しなくては……。
なにしろ種まき前にクラピア除去が必要なので、半畳分くらいのスペースずつじわじわと進めていくことになるかと思いますが、結果が出たらこちらで報告させて頂きますね。
以上、我が家のグリーン大作戦の経緯&進捗ご報告でした〜!
外構のグリーンをどうしようかなと検討されているどなたかのご参考になれば嬉しいです♪