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年末年始の休みを利用して、コタキナバルに行ってきました。

ロイヤルブルネイ航空を利用して、ブルネイ国際空港でトランジット、コタキナバルのヒルトンで1泊した後、シャングリラ・ラサリアで3泊しました。

 

シャングリラ・ラサリア

 

 

前回はラサリアさんぽの様子をお伝えしました。

 

 
今回は昆虫好き男子垂涎
昆虫観察ツアー
についてお伝えします。
 
今回は、昆虫観察ツアー入門編です。
ネットの情報が少ないため、少し厚めに記事を書きます。
なお、昆虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください。
 

  昆虫観察ツアーとは

ボルネオ島は昆虫の宝庫です。
ジャングルならではの多様な昆虫が生息しているため、昆虫好きな人々の間では憧れの土地でもあります。
 
とはいえ昆虫もそのへんをフラフラしている訳ではありません。
本来ならジャングルに分け入って、葉っぱの裏側から木の上などを隅々まで観察しないと見つかりません。
それを「ライトトラップ」で観察するのが、コタキナバルの昆虫観察ツアーです。
ライトトラップというのは、昆虫好きなお子様をお持ちの方はご存知かと思いますが、昆虫が夜、明るいところに集まる習性を利用して、白い布に明るい照明を照射して、昆虫を集めるものです。


ライトトラップに集まる虫たち


そして日本語で「コタキナバル」「昆虫観察ツアー」た検索すると出てくるツアーのほとんどが
「キパンディ・バタフライパーク」
を訪問するツアーです。
 

  キパンディパークは閉鎖?!

ところでキパンディバタフライパークって、どんなところでしょうか?
調べても出てくるのは、昆虫観察ツアーの情報のみ。
情報が閉じていますアセアセ

唯一キパンディバタフライパークの説明があるウェンディツアーのサイトには「閉鎖」と出ていますし、Googleマップで調べても「閉園」と書いてあります。
 
キパンディパークが閉園なら昆虫観察ツアーも開催されていない可能性があります。
実は王子の一番の目的は、ボルネオで昆虫を観察することだったため、これはちょっとピンチ。
 

  ボルネオ2(ツー)リーフ

そこで「ボルネオツーリーフトラベル」という旅行会社に問い合わせしてみました。
ツーリーフさんはInstagramを割と更新されていて営業実態が目に見えたこと、仲介業者ではないためレスポンスが早そうということで選びました。
Instagramの印象も良かったんですよね。
 
案の定、問い合わせの回答はすぐありました。
「1月1日はキパンディバタフライパークが休園なので、ツアーは開催されない」とのこと。
つまり、キパンディパークは閉鎖されてないようですニコニコ
 

  実態はこうでした

実際に行ってみて、納得しました。
やはり、昆虫観察ツアーは「キパンディ・バタフライ・パーク」ありきのツアーでした。
 
当日のツアー行程はこんな感じです。
 
ホテルからキパンディ・バタフライ・パークへ
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カブトムシかクワガタの標本作成(希望者のみ)
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キパンディ内の昆虫館で標本観察
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キパンディバタフライパーク内の花や蝶を観察
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夕食へ(車で30分ほどのドライブインのレストラン)
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キパンディバタフライパークに戻ってライトトラップを観察
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お土産の標本持ち帰り
 
と、ツアー行程のほとんどがキパンディバタフライパーク内で行われました。
 

  キパンディ・バタフライ・パークとは

実は「キパンディ・バタフライ・パーク」は、昆虫が好きなオーナーによる個人経営の公園です。



公園というより山の斜面を使って広大で整備されたお庭といった雰囲気です。
個人経営ですので、予約がある日のみ開園しているそうです。(予約なしで来園しても入園できませんのでご注意下さい)
どうもバタフライパークのある山は昆虫の宝庫のようで、ライトトラップにもびっくりするくらい虫が集まる訳です。

「先生」と呼ばれているオーナーがコタキナバルだけでなく、世界各地で昆虫を集めていらっしゃいます。収集した昆虫を標本にして展示している昆虫館があり、コタキナバルや世界各地の昆虫が所狭しと展示されています。


タマムシもたくさん



コノハムシやバイオリンムシ

蝶は生体を集めて大きなフェンスの中で放し飼いされていました。


ジャコウアゲハかな?

日本でも見られる蝶しか見られず残念


ただし、現在は蜘蛛が増えすぎてしまい、蝶が減っているそうです。

また、園内には変わった蘭や食虫植物なども見られます。


おそらくセロジネという蘭の一種です


そしてなぜかここを訪れるのは、ほとんどが日本人だそうです。先生も日本と日本人が大好きだそうです。

ただ、日本人以外にはキパンディバタフライパークが認知されていないのか、日本人の子供が特別昆虫好きな子が多いのか、そこは謎でした。
 
私たちが訪問した当日は「先生」は不在でしたが、先生の息子さんが対応してくださいました。
息子さんはもちろん昆虫に詳しいのですが、とっても気さくで楽しいツアーになりました。
 

  サービスの数々

キパンディパークはとにかく気前がいい!
ソフトドリンク(缶とスティックタイプのコーヒーや紅茶)は飲み放題でした。
入園料に含まれているようです。
 
ただしトイレはそれほどきれいではなく、バケツに水を汲んで流すタイプです。
ガブガブ飲むとあとが大変です。
 
その上、サービスでドリアンも分けていただきました。



庭で採れたそうです。
「ドリアンは完熟だと本当に美味しい」と聞いていましたが、確かに今まで食べたドリアンの中では一番美味しかったかも。

ただ、ドリアンって酸味や水分がほとんどないので、ちょっと食べにくいですよね。
種にまとわりついているクリーム状の果肉をなめとるようにいただきます。
ガイドさんが「美味しいからもっと食べな」と勧めてくれますが、私は3つでやめておきました。やっぱり匂いもね。。。
 
なお、ドリアンとビールの飲み合わせが悪いという都市伝説がありますが、実は科学的な根拠はわかっていないようです。
ただ、以前ダンナがビールを飲んだ後にドリアンを食べたら、やっぱり気分が悪くなって吐いていました。
みなさまお気をつけてパー
 
待合所の脇には食虫植物の「ウツボカズラ」。


おそらくボルネオ固有種のウツボカズラ、

ネペンテス・ヘムスレヤナだと思います


植物園やお店で売られているのは見ますが、自然に生えている感じが良いキラキラ
王子は食虫植物も好きなので、大興奮していました。
 
生きた昆虫も数々披露していただきました。
以下、閲覧ご注意です。
 
 
 下矢印
 
 
 下矢印
 

 
ナナフシ


小浜島にいたナナフシも大きかったけど、これも相当大きいですね。
ナナフシも昆虫好きな子にとっては憧れの生き物の1つです。

ネッタイタマヤスデ
生まれて初めて見ましたが、巨大なダンゴムシにしか見えない無気力



ガイドさんが「かわいいから手に乗せてみて」とかなり強力に勧めてきましたが、とても無理でした。
ダンナは頑張った。


この大きさですアセアセ


こちらもヤスデ。


もそもそ歩くのが、かわいいとガイドさんがいう。
いや、もう無理ですネガティブ

その他にも、巨大なアリが歩いていたり、カマキリやセミも見かけました。
運が良ければハナカマキリも見られるそうです。

 

  標本作り

こちらは有料のサービスですが、マイ標本を作成できます。


カブトムシは220RM


クワガタは120RM


既に防腐処理された昆虫の中から、1匹選びます。

標本箱に形を合わせてピン留し、後は名前を書くだけ。

帰るまでに標本箱に仕立ててくださいます。


超立派!
日本では絶対に手に入らないであろう巨大なモーレンカンプカブトムシの標本は、まさにプライスレス。
実際には母が7,000円くらい払っていますけどね爆笑
 

  まとめ

ここまででもかなり盛りだくさんのキパンディ・バタフライ・パークですが、日が暮れたらいよいよ、ライトトラップの始まりです。
それまで近所のドライブインに、夕食をとりにいきます。
 
なお、ボルネオツーリーフ以外のツアー会社はライトトラップの後にコタキナバル市内で夕飯なので、8時半くらいまで夕食は我慢だそうです。
「他のところ(ツアー会社)は子供達がかわいそうね。だからうちがいいんだよ」とガイドさんが自画自賛していました。
ともあれ、確かにボルネオツーリーフさん良かったです。
ガイドさん含めて、おすすめできるツアー会社です。


次回、ライトトラップのようすです右矢印