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先週末、ひたち海浜公園に行ってまいりました。
目的はこちらのネモフィラでしたが
意外にも、清流が流れる里山の風景が残っていて、こちらも心に残りました。
ここは樹林エリアの中の「沢田湧水地」です。
しかも、ガイドツアーに参加しないと来られない散策路になります。
ウッドデッキが敷かれており、眼下には清流が流れます。
散策路のスタート地点には、小さな湧き水が。
柿田川湧水や忍野八海に比べると、かなりささやかな湧き水ですが、なぜこんなところに湧いているのかちょっと不思議。
というのも、このあたりは元々砂浜だった場所を埋め立てて造られた造成地だからです。
ガイドの方によると、砂の下に水を通しにくい地層があるため、このあたりで最も低い場所であるここに水が湧き出ているとのこと。
(動画は音声なしです)
湧き水の周りには外来種クレソンがわんさか。
以前は外来種駆除を兼ねてみんなで刈ってサラダにして食べていたそうです。
国の方針でやらなくなったらしい。残念
桜は終わっていましたが、藤は満開。
ただ、藤がこんな風に大きくなるのは、そこがあまり手入れされていないからだそうです。
そういえばよく、高速道路の脇の山で大きい藤を見かけますね。
水がきれいなので、一年を通して色々な生き物が見られるようです。
アカハライモリやコオイムシなどがいるそうですが、この日はシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシがたくさんいました。
池の写真も撮りましたが、写真見てもわかりません
ガイドさんたちが用意してくれたこちらの桶の写真で。
カエルはアカガエル→ヒキガエル→シュレーゲルアオガエルの順にオタマジャクシが生まれるそうです。
ちなみにこちらが卵。
泡に生むんですね。
モリアオガエルと同じアオガエルだからかな。
他にもホトケドジョウという小さなドジョウやゲンジボタル・ヘイケボタルも棲息しているようです。
どちらも水のきれいなところにしか棲めない生き物だそうです。
ただこの公園、17時閉園なので、ホタル見られないんですって。残念すぎる
アカハライモリやホトケドジョウは、運が良ければ見られるそうです。
この日は見かけませんでした
トンボ!
イトトンボと言っていましたが、種類は忘れました。
すごく近くに止まったのでびっくりしました。
あちこちに踏み荒らされた跡がありました。
こんな公園の中なのに、イノシシがいるそうです
柵で囲われているのは、人間界とイノシシの棲む自然界を分ける意味があるようです。
あとは山椒の花を味見したり、ニオイスミレの匂いを嗅いでみたりしました。
ここで折り返し。
この向こうは県の管轄だそう。
最後に大きな木を見つけ、パワーをいただいてきました
沢田湧水ガイドツアーの概要
ガイドツアーは、沢田湧水ネイチャーハウスで申し込みます。
ガイドツアーは10:30〜、13:30〜の2回と書かれていますが、ガイドの方の手が空いていればすぐに出発してくださいます。
参加費無料、予約も不要です。
30分程度のコースでアップダウンも悪路もなく、小さなお子さまからお年寄りまでOK。
ただし、杖をついたり車椅子は難しいと思います。
今回は我が家の王子がガイドのおばさまを質問攻めにしたため、1時間弱かかりました。
また、家族3人貸切ツアーでした。
なお、申込は「沢田湧水ガイドハウス」内で行いますが、中には昆虫標本や 蛇の抜け殻などが展示されておりますので、苦手な方はご注意ください
トイレも完備です。
ネイチャーハウス前
この日は沢田ネイチャーハウス前で、持参したお弁当を食べました。
ウッドデッキの上に一体型のテーブルとベンチが置かれており、自販機・トイレもある休憩の穴場です。
ただし、日を遮るものがないので、真夏は暑いと思います。
まとめ
王子のように昆虫や自然好きな男の子には、ピッタリのトレッキングコースでした。
できればイモリが見たかった!
みはらしの丘から樹林エリア方面に降りるとそのままネイチャーハウスに着きますので、ネモフィラのついでに立ち寄るのもいいですね。
また、園内には「シーサイドトレイン」という汽車風のバスが走っており、ネモフィラの時期はネイチャーハウス前にも停まります。
疲れたら帰りはシーサイドトレインに乗って西口まで帰れますよ。1日600円です。