最近の沖縄本島のお気に入りホテルはここです。
４階までぶち抜きのアトリウム、
ポトスのカーテンとブーゲンビリアがエキゾチックなここは
「ホテル ムーンビーチ」
です。
ホームページのＴＯＰにも出てきますが、こちらは1975に建てられた、もうすぐ50歳の古いホテルです。
ヨーロッパの古いホテルは重用されますが、リゾートホテルは新しい方がいい！という方も多いと思います。
ところがムーンビーチは古いリゾートホテルながらネットで見る限り未だに人気がありますし、私も旅行好きなママ友さんに勧められて、恐る恐る予約を入れました。
そして結果、大ファンになりました
ホテルムーンビーチの良いところ
立地が良い
実は古いリゾートには圧倒的に良い点が１つあります。
それは「立地の良さ」です。
リゾートを建てる際、景色や利便性を考慮して土地探しをすると思いますが、古ければ古いほど良い土地を先に確保できるため、景観と利便性を両立した場所にリゾートを建てることができます。
つまり、美しい海岸線、海の透明度、アクセスの良さ、利便性などで、新しいリゾートより圧倒的に優位です。
ムーンビーチはまさにこれらがすべて揃った、古いリゾートならではの立地の良さが魅力です。
ムーンビーチの海岸線は、ゆったりとした弧を描いています。
この湾の形が三日月に似ているところから、ここは「ムーンビーチ」と呼ばれているそうです。
海の色もきれい
もちろん、空港からのアクセスも抜群です。
高速石川ＩＣを下りて、わずか10分。
我が家のよく利用するＯレンタカー那覇空港店から50分弱です。
レンタカーについてはこちらもどうぞ。
恩納村の中心部に位置するため、飲食店の立ち並ぶ通りに徒歩ですぐアクセスできますし、通りにはローソンやファミリーマートもあります。
近くにはこんなパンケーキのお店も
また、万座や瀬良垣まて20分以内ですので、そのあたりの飲食店にも簡単にアクセスできます。
（パンケーキの有名店や、沖縄そばの有名店があります）
建築の素晴らしさ
最初の写真はなんと、ホテルの建物内です。
ムーンビーチは建物内にも緑があふれています。
アトリウムはロビーを挟んで右ウイングと左ウイング、２箇所にあり、各階からポトスが長く垂れ下がっています。
こちら、ホテルの全体がわかる模型です。
写真の黄緑色に線を引いた部分がアトリウム。
アトリウムを挟んで海側と街側に部屋があり、アトリウムの上には屋根がありません。
陽の光を浴びて、ポトスは大きく育っています。
南国ならではですね
左ウイングのアトリウムの下にはプールがあります。
見上げれば空の、半屋外の温水プールです。
この写真はポトスがカットされた直後ですが、長い時は見上げるとこんな感じです。
とても建物の中とは思えないですね
今でもかなり攻めた造りだと思いますが、これが50年前のデザインというのだから驚きです。
ムーンビーチの設計は地元沖縄の建築家・国場幸房氏の手によるそうです。
国場氏は美ら海水族館も手がけています。
また、建築会社はブセナテラスなどを手がけた株式会社国建です。
部屋の造りなども、ブセナテラスとちょっぴり似ており、おそらくここから着想を得たのかなと思います。
植栽の豊かさ
ムーンビーチは建物内だけでなく、お庭の植栽が豊かです。
ヤシの木は高く育っており、ハイビスカスも色とりどりの種類が植えられていて、どれもよく手入れされています。
お散歩だけでも楽しいです。
コスパが良い
こんな素敵なホテルですが、幸いにもムーンビーチは比較的安いです。
予約サイト「一休」のランクでいうと「カジュアル」になります。
ホテルの価格は、需要と供給によって決まりますが、「リゾートは新しい方がいい！」という方が多いんですね。
我が家はムーンビーチの中では最も上の上から２番目アコモデーション「クラブラグジュアリー」に宿泊していますが、新しいリゾートの下のアコモデーションに泊まるのと、料金はあまり変わりません。
クラブラグジュアリーのお部屋はオーシャンビューでテラス付き、クラブラウンジへのアクセスだけでなく、大浴場のフリーパスも付いているため、とってもお得です
まさに「何もしない贅沢とコントパフォーマンス」を実現できるリゾートだと思います。
まとめ
ということで、ムーンビーチは推しポイント満載のリゾートです。
ただやはり、古いホテルですので、細かいところに完璧ではない部分が色々あります。
部屋の鍵が開けにくかったり、通路のタイルに欠けがあったり（そもそも床がデザインタイルなのはすごいですが
）、プールアクセスのエレベーターがべちゃべちゃなど、残念な点ももちろんあります。
また、高級リゾートに慣れている方には、接客やダイニングの質が物足りなく感じるかもしれません。
ともあれ、次回もう少しムーンビーチについてお話します。