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今回は、オンネベツ川と鮭のお話です。
鮭は川で生まれ、海で育ち、再び川に帰る。
なんとな〜く知っているお話です。
知床・斜里町にあるオンネベツ川は、その「鮭の遡上」が見られる場所として有名とのこと。
北こぶしに宿泊した際、午後少し時間が空いたため、試しに行ってみることにしました。
何しろホテルから車で10分ほどで着くようですし、鮭の遡上が見られるのは8月下旬から9月下旬らしく、もしかしたらちょっとは鮭いるかな、という軽い気持ちでした。
どれどれ。
うーん、鮭いるかな?
階段があるので、降りてみました。
近すぎて、逆に見えないかも
道路を挟んで反対側、海側の河口にも降りられるので、そちらに行ってみました。
なぜか川が逆流して見えます。
いや、よく見たらめっちゃ鮭だらけじゃん
ところどころ見える三角形は背ビレですし、黒い盛り上がり1つ1つが、鮭の背中です。
そうなんです、川が逆流しているように見えたのは、全部鮭が遡上する姿でした
鳥肌が立ちました
数千匹のカラフトマスが、川へ帰還し、子孫へと命をつなぐために、すごい勢いで川を遡上しています。
そうして見てみると、先ほどは見えなかった鮭の姿が、たくさん見えてきました。
鮭は自分が生まれた場所をわかっていて、繁殖期にはそこに戻ってくるそうです。
オンネベツ川には鮭鱒の養殖場があり、大量に稚魚が放たれているため、戻ってくる鮭も多いんですね。
時折バシャバシャと跳ねる姿が見られました。
雌は尾鰭で川底にくぼみを作り、卵を産めるようにするそうです。
卵を産む際は体を震わせるそうなので、もしかしたらその姿だったのかもしれません。
生き物たちの生きる力を感じる、不思議な光景でした。
こちら、10月10日時点でこの数の鮭が見られたので、もしかしたらまだ遡上している鮭がいるかもしれません。