みなさん、こんにちは。
レゾナンスリーディング、渡邊康弘です。 

8月のお薦め本は、今年発売のベスト書『ビジョナリーカンパニーZERO』。
著者はもちろん、ビジョナリーカンパニーシリーズのジム・コリンズ先生になります。 


ビジョナリーカンパニーといえば、サイバーエージェントの藤田社長が愛読書としてもしられ、ベンチャー企業の社長のバイブルになっています。
わたくしも、ずっとビジョナリーカンパニー読み続けてですね。もう16年。

本当に名著でして、会社経営、企業コンサルで役立てています。
本書も非常によい内容になっておりまして、構成として二つ。
人格形成、リーダーシップとビジョン、ストラテジー、タクティクスという流れですね。
これが明瞭にわかる一冊となっています。

いやぁ、もうね。本書の原書を昨年入手いたしまして、これは名著だろうと、今年の年初から解説を続けてきたわけですが、ほんといい本です。

コアバリューと理念(ビリーフ)は、ビジョンの出発点だ。
コアバリューと理念は、組織の成長のあらゆる段階で、さながら天界を満たすエーテルのように、組織(の意思決定、方針、行動)の隅々まで充満していく。
「指針となる哲学」と呼ぶ会社もある。

コアバリューと理念は、組織を動かす根本原則や信条を体系化したものだ。
事業と人生で何が重要か、事業をどのように遂行すべきか、その会社の人間観、社会における自らの役割、絶対に守らなければならないことなどを示す戒律だ。個人にとっての「人生哲学」にあたるものだと考えてもいい。

ざっと、開いただけでも、このような骨太で、本質的な内容をバシっと決めてくれる。

『シン・読書術』で紹介した、パラパラ、パカっで、いまの課題を聞いてみてもいい。

1.「コリンズ先生、私のいまの目標に対して具体的なアドバイスをください。」といってパラパラ、パカッと開く。そのページを見開きで目に飛び込んだところから、読んでみる。

2.「コリンズ先生、いまの会社の盲点となっている課題もしくは、本質的に取り組まなければならない課題を教えてください」といってパラパラ、パカッと開く。そのページを見開きで目に飛び込んだところから、読んでみる。

こう開いてみるだけでも、ずばりなことを指摘くれるだろう。
本能を刺激したら、あとは、じっくり読んでみるのもおすすめだ。この手の本は、やはり、机の上、もしくは、本棚において、数か月いや数年にわたり、人生の節目や、気合をいれたいときに読むのがおすすめだ。

開く度に、新しい発見があるし、またあなた自身の変化に気づけるだろう。

この本を読まずして、経営者とは呼べず、ましてや先行きの見えないこれからの時代の指針となるヒントが多数みつかるので、多くのビジネスパーソン、自己実現したい人たちのバイブルとなるだろう。

文:渡邊康弘(経営コンサルタント、『シン・読書術』著者)