こんにちは、レゾナンスリーディング、

渡邊康弘です。

 

最近、読書に関する質問も増えてきたので、

今日は読書について。

 

まず、個人的に、本を読んだという定義って、

あいまいなのよ。

 

学校教育の中では、文章の読み方は習うけど、

指導要綱に、読書の仕方や本の読み方についてはでてこない。

ここから、読書って、文章の一文一文を丁寧に読む延長だって思う人もいる。

 

あとは、速読もどき系や、○○読書法。

昔のは結構トレーニングが多かったけど、いまはもどきもどきで、

なんだかよくわからないものが流行っている。それもいいんだけどね。

 

いずれにしろ、本との付き合い方は人それぞれでいいし、

本を読み方や、付き合い方は千差万別でいいと思う。

 

いろいろと試してみて、自分に合うものを作っていく。

それが、読書の道かな。

 

 

 

 

この本で、タイトルで、結構誤解も受けちゃう人もいるんだけど、

速読をこの本で書いたつもりはないし、

新しい本との付き合い方について書いたんだけどね。

アマゾンレビューはまぁひどい。それは私の文章力のなさもあると思うけど、、、

 

個人的に、読書とは、著者との対話だと思っています。

著者の書いたことに、心が響いた、新しいものが生まれたり、

新しい行動が見いだせたりするのが、私にとっての読書。

 

文章の読み方の延長だと思っている人にとって、

どうしても、著者の意見って、絶対。

著者という上から、ありがたく受け取るもの、それが読書だと思ってる。

 

でもね。それは、今の時代、違うと思っていて、

著者と、読み手は対等なのよ。

 

あたかも、著者とバーかななんかで隣り合わせで飲んでいて、

そして、いま悩んでいることや、考えてることを言うと、

それに合わせて、著者が教えてくれたり、話したりしてくれる。

 

一応、著者と共鳴する感じがするから、

「レゾナンスリーディング」名付けたんだけど、

 

わかりやすく

「速読を超えた加速読書法とか、加速学習法」とか書いてみたけど。

 

「速読を超えた」は、超えてるから、「not 速読」ね。

 

レゾナンスリーディングは、速読ではないのですよ。

 

 

 

 

ただ、本との付き合い方が劇的に変わって、以前よりも

わかるようになったり、読書がおもしろくなったりして、

読むのが速くなるから、

 

読書が苦手な人にとっては、本が読める。

速く読めるようになるという点で、速読というんだね。

 

読書になじみのない人にとっては、速読っていった方がわかりやすい。

ある種そういうこともあって、

私の目的は、正しい本の読み方を教えることではなくて、

本が苦手、読書が苦手って人を撲滅すること。

 

本が好き。読書が好きって、もっと多くの人に思ってもらえる。

それも、本がただ好きじゃなくて、読書がきっかけで、

人生を幸せに豊かに、楽しく生きていける人を増やす。

 

ここが目的。

 

だから、まず読書は、著者との対話。そこが私のスタンス。

 

2016年に、『1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術』を出したけど、

正直いって、本との付き合い方、読書の在り方が、世の中になさすぎて、

すごく叩かれたけど、時代はどんどん、この本に書いた世の中になってきている。

 

ちなみに、一橋大学大学院言語社会研究科の石黒圭教授によれば、

文章予測という本の中で「読書とは、」こう書いてある。

 

 

 

 

 読書とは、何でしょうか。
それは、書かれた文章の内容を把握する地道な営みだと考えられがちです。

 私が考える読書とは、書かれた文章の内容を把握するなかで起きる

筆者との対話です。
文章の背後に透けて見える著者と出会い、ときには共感し、
ときには納得し、ときには反発するのが読書の醍醐味です。

 

『文章予測』 p13より  一橋大学大学院言語社会研究科 石黒圭教授

 

 

 

ね、しっかり、筆者との対話。著者との対話って書いてあるのよ。

 

そして、もうひとつは、個人的にいまはデジタル社会。

一字一句精確に最初は読まなくてもいいとも思う。

 

その理由は、二つあって、ひとつは脳科学の最先端から

脳科学は、ワシントン大学って、すごく強いんだけど、そこの教授が書いた

『セルフドリブンチャイルド』には、こう書いてある。

 

 

 

テクノロジーのおかげで、現代の子どもは、視覚映像の優れた記憶力と、デジタル世界を読み解いて進んでいく方法を実践的に学ぶ能力を持っている。デジタル情報に浸りつづけたことで、子どもは視覚情報の処理の仕方だけでなく、本の読み方さえ変えてしまった。読書はかつて直線的に進むものだった。気をそらさず一行ずつ、一ページずつ読んでいく。
しかしいま、コンピューターに多く時間を費やす人は、読み方が異なる。

キーワードを探して結びつけていく、いわゆる拾い読みだ。

『セルフドリブン・チャイルド』

ウィリアム・スティクスラッド、ネッドジョンソン共著 p228より

 

 

 

だから、こうした読み方は、読書が苦手な人はまずあってもいい。

もちろん、一字一句精確に読む読み方も大事。

 

また、何度も読み返したり、違った読み方、アプローチをする学習の方が

記憶に残りやすいのは、最新の論文などでもわかっている。

 

サイエンスライターのベネディクト・キャリーは、

『脳が認める勉強法』の中で、記憶に残る学習法をこうまとめている。

 

 

 

 

 

・分散学習をすること。一夜漬けをせず、何度かに学習を分けて学ぶ
・アプローチを変えて学習する。反復学習はNG。あの手、この手で変化をつけた学習をする。
・勉強とは、いろんな状況下でも実力を出せることを指す
・思い出したかったら、「強い手がかり」を残すこと
・学習の環境をいろいろと変えること
・問題解決には四つのプロセスがある
 第一段階「準備」第二「孵化(incubation)」第三「ひらめき」第四「検証」⇒厳密には抽出(percolation)

 

レゾナンスリーディングのやり方を知っている人なら、

 

分散学習だということも、アプローチを変えて学習も、

読書マップという強い手がかりを残っていることを知っているよね。

 

レゾナンスリーディングは、

開発開始は2007年。一応プロトタイプは2010年にできた読書モデルだけど、

10年経って、いま、脳科学や神経科学や、様々なものがいま追いついてきた感じなんだ。

 

さらに、こんな共通項もある。
 
「天気の子」「君の名は」の新海誠監督が、
映画をヒットさせるためにやっていた感情グラフのようなもの。
これと一緒なんですね。
 
 
(「世界で一番受けたい授業」より)
 
このことは、2017年4月の新海誠監督のツイッターでも
明らかにされていました。
 
 
実は、他にも関連性が深く。
「君の名は」の舞台の一つ、四谷の須賀神社の階段は、
前いたオフィスでもありました、笑。
 
当時は静かな住宅街の中にある、須賀神社。
その境内の中にあるオフィスだったわけですが、、、、
「君の名は」報道以降は、ほんとすごい行列で、、、、笑。
 
いい思い出ですね。
 
感情グラフと同じように、レゾナンスリーディングも
縦軸が読者の感情。横軸が時間。
 
これを2016年5月30日に出版していますから^^
 
 
 

出版後、さまざまなことが明らかになっている。

 

 

 

スタンフォード大学の教授、マシュージョッカーズと、研究者のジョディ・アッチャーは、

この本の中で、5000もの小説をデータベース、ビッグデータ化して、

ある一つのことを発見した。

 

それは、ベストセラーになる小説にはある共通項があるということ。

 

(参考:『ベストセラーコード』より)

 

それは、どのように分析できるかというと、縦軸を読者の感情、横軸を物語の進行度でいくと、

このようにベストセラーになる小説というのは、

読者の感情が揺り動かされるというシーンがあるという。

 

ちなみに、これは、『ダ・ヴィンチコード』の分析だ。

 

実は、レゾナンスリーディングまったく同じアプローチだ。

 

 

縦軸を感情。横軸をタイムラインを表している。

 

こうやって読むことによって、

読書は限りなく、「忘れない」もの。「思い出しやすい」ものに変わっていく。

 

なぜなら、人の記憶は、バイトで保存されるのではなく、物語で保存されるのだ。

物語は、人の感情と、言葉と、シーンでできている。

 

このレゾナンスリーディングをすることで、

あなたの脳に、残りやすく、ひっぱりやすいものにかわっていくのだ。

 

 

 

だから、レゾナンスリーディングの講座中は、こんな笑顔で溢れている。

 

この最先端の読書法であることに気づいた

アジアの出版社からは翻訳権の話が絶えず依頼がくる。

台湾、中国、ベトナム、で翻訳。さらには、タイ、韓国でも翻訳権が動いた。

 

いわば、最先端の読書法なのよ。

 

そして、私にとって、読書とは、著者との対話。

著者の書いたことに、心が響いた、新しいものが生まれたり、

新しい行動が見いだせたりするのが、私にとっての読書。

 

この緊急事態宣言の中で、本を読む時間はたくさんあるから、

ぜひ、著者は対等。同じ目線と思って、本に触れてみてください^^

 

 

 

 

 

 

レゾナンスリーディングの今後の日程

 

たった1日で、1冊20分で読める速読を超えた加速学習法

「レゾナンスリーディング」

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