こんにちは、レゾナンスリーディング、
渡邊康弘です。
 
本日の一冊は、本田宗一郎の『やりたいことをやれ』
この本は、ホンダの創業者の本田宗一郎さんの言葉がまとまっている一冊。
本当にいい言葉ばかりで、マーカーだらけになりました。
おすすめの一冊です。
 
次は、シン時間術、シン習慣術みたいな本を書きたいから
いままたいろいろと着想を膨らませているんだけど、ほんとうにいいね。
やっぱ、名経営者は言葉が違う^^
 
=====心に響いた言葉=======
 
日本語の命 〝手の人〟という一面に加えて、私は〝言葉人間〟としての一面も持っている。子ども時代は家の手伝いとか、村の子どもたちと日が暮れるまで遊びまわったりで、読書やつづり方などそっちのけだったが、十代後半からは、けっこう本も読んだ。雑誌『日本少年』や立川文庫の講談、『枕草子』『徒然草』『方丈記』など、今でもあの頃読んだものは、はっきり覚えている。  私は、日本語が持っているリズミカルなこころよい語調が好きだ。そして、何世紀にもわたって使いこまれてきた言葉の中に、人間の深い知恵が宿っているところも好きだ。なるほどな、と納得するたびに、言葉の持っている命のようなものを感じるのである。
 
魂が入る  ボクたちがものをつくるときは、単に手を動かし、機械を動かしてつくっているんですが、ものをつくる前に、構想というのがありますね。何をつくって、どういうふうにしようとか、自分の夢のようなものがあって、その夢を実現するために、精力を尽している。  だから、ものには、われわれ自身の持っているものが現われるんです。もし、それが現われないとしたら、それは技術屋ではないですよ。構想とかアイデアとは、いってみれば魂のようなものだ。自分がつくったものには魂が入ってくる。だから愛着もわいてくる。人間と物質との精神的なつながりというものは、こうして生まれてくるのだ。
 
 
行動にはつねに動機があり、目的がある。動機が正義であり、目的が善であって、その行動だけが悪だということは、人間にはありえない。  行動を生む動機とか目的は、その人間の思想が組み立てるものだ。  思想が正しくなければ、正しい行動は生まれない。  何をするかより、何を考えているかが重要なのである。  行動という刃物が、利器となるか、凶器となるかは、その行動を支える思想あるいは理論が正しいか、正しくないかによって決るのだと思う。


スピードが勝負だ  スピードというのは、すべての人間が欲します。すべての問題をスピードが解決するんじゃないですか。人間は生まれ出るとすぐスピードなんですね。親だって、早く大きくなれ、早く偉くなれという。早いということは、人間社会のひとつのモラルであり、人間の望んでいることじゃないですかね。戦争だってほとんどスピードですわね。  われわれの仕事だってスピードですよ。発明考案にしても、人より一分でも一秒でも早ければ、特許になる。すべてスピードじゃないですか。だから、スピードを否定したら、発明創意工夫もないし、そこにウイットもないはずです。スピードを否定する人間は敗北者だと思います。