こんにちは、レゾナンスリーディング、

渡邊康弘です。

 

毎週欠かさず、マーケティングの一環として、

マンガの週刊誌は

全誌必ずチェックしています。

 

やっぱり、マンガは優れたクリエイターであるマンガ家さんと、

市場の動向をつかんでいる編集者が生み出す商品。

 

だからここに出てくる内容、

言葉は、ものすごいマーケティング価値があるんですね。

 

鬼滅の刃も、一話からジャンプで読んでいて、

ずっと、この漫画はワンピースを超えるマンガとなると言い続けていたけど、

ほんと、そうなっていて、やっぱり、世の中のトレンド、流れっというのが、

いいマンガにはあると思います。

 

今日は、マガジンから。

マガジンは、ランウェイに笑って、ダイヤA、そして、

好きなのが『DAYS』。

 

『DAYS』は、はじまった当初そんなに読んでいなかったのですが、

当時、通っていた整体師さんのアシスタントの子がおすすめというので

読み始めたマンガ。

 

今日は、最新号「369話」より、主人公のこの言葉。

 

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「ちゃんとした人間になりたい

強く 優しく 

ふつうのことくらい ふつうにできるように

 

だから整理しなくちゃと思うんだ

 

諦めるものは諦める

捨てるものは捨てる」

 

DAYSは、いま選手権準決勝の大一番。

その中で、主人公が、親友、チームメイトの想いを受けて、

決勝ゴールを決めるというシーン。

 

これまでの葛藤。そして、サッカーをこれからも続けていいのか?

そんな悩んできたシーンをすべて回収するような場面で、

この言葉。

 

この「ちゃんとした人間になりたい」

「ふつうのことくらい ふつうにできるように」

 

このフレーズ。

人の欲求みたいなものをすごく感じますね。

 

私は普通になりたくなくて、突き抜けた部分を作りましたが、

いま日本人の若者のニーズは、

「ふつうのことをふつうにやれる人になりたい」

「ふつうでいい」

 

というエネルギーがあるのかもしれませんね。

 

もちろん、来年を見ると、

この「ふつうのことをふつうにやれる」ということが

没個性に見えて、実は個性ということが見えてくるんだけど。

 

ああ、「ちゃんとした人間」「ふつうのこと」

 

ここにニーズがあるんだなと思った瞬間。

 

多くのビジネスのモデルチェンジを図らないといけないと思いました。

 

やはり、コロナ渦によって、

従来のビジネスモデルの大半が修正をもとめられているし、

また、人と人とのコミュニケーションのあり方が変わってきている。

 

だからこそ、よりいっそう、日常生活のどこに、痛みのシーンがあるのか?

 

ここを探求していくことがいままで以上に求められていますね。