こんにちは、レゾナンスリーディング、
渡邊康弘です。
人生は無数の選択しの中から、どれかひとつを選択し、
意思決定して動いていた結果。
つまり、あなたの意思決定の果てが
いまのあなたということになる。
人生を変えるには、すごくシンプルで、
この意思決定を変えて、その決定通りに動けばいい。
それでも、無数に起こる選択の中から、
どのようにしたら、最適な解答をえられるのか?
読書もその人生の意思決定と似ている。
なんとなく、著者の意見という一見正しそうな答えがあるものの、
実際に著者の意見がすべて、あなたの心に響くかというとそういうわけではない。
読書を攻略することは、人生を攻略することにつながる。
なぜなら、読書とは、無数の情報の中から、
著者の意見以上に、あなたの一歩進む言葉に出合うことが大事だからだ。
読書ができるようになることは、日々のいろんな情報から、情報を取捨し、
そして、意思決定に役立てる力を手に入れることにつながるからだ。
従来の読書とは、直線的に、最初の1ページの1行目から、最終ページの最終行の一文まで、
くまなく読むことであると思っている人が多い。
ただ実際、どうだろうか?そのようなことをして、
果たして、その本のことをどのくらい覚えているだろうか?
まったく、覚えていなかったという人が多いのではないだろうか?
実際のところ、最初の一ページ目から最終ページまで
完全に覚えている人とは、ごく少数だ。
多くの人は、断片的にしか覚えていない。
それでも、本を読んだといえるには、
その本を3分ぐらいで要約できたり、骨子をつかむ必要がある。
著者の問いと答えとは、何か?
そして、自分役立てるにはどういうことか?
ただ、こうしたことを得るのに、もはやデジタル社会で
圧倒的な情報量に触れてきた私たちは、読み方そのものがかわってしまった。
そういうのは、ワシントン大学の脳科学者、ネッドジョンソンや、ウィリアム・スティックスラッドらの研究だ。
ふたりによれば、私たちはデジタル社会の情報に触れてしまった結果、
このような直線的な読み方ではなく、多くの人が、キーワードをつなげて読む、拾い読みのように変わってきてしまったそうだ。
つまり、直線的に、読書をして、まるっと2時間最初のページからおっかけるよりも、
さまざまなアプローチをかけて、読んだほうが頭に残りやすいというのがある。
また、私たちの記憶は、単純にバイトで保存されているのではなく「ストーリー」というもので保存されていることがわかってきている。
ストーリーは、感情が引き出されるシーンの連なりによって生まれる。
こうしたことから、新しい時代の読書とは、
いかに、キーワードをつなげてよみ、心に響く読書ストーリーを生み出すことが大事になってきている。