こんにちは、レゾナンスリーディング、

渡邊康弘です。

 

先日、とある方々と久々の会食にいったのですが、

そこで聞いたのは、女性のこんな働く日常でした。

 

月曜日

朝、休日からふっと変わる出勤日。

けだるさを感じて、出勤するのが嫌になる。

最近は、在宅ワークも増えたけど、

それでも、毎週月曜日が嫌な人も

毎日、仕事に追われる日々。孤独。独り。

 

火曜日

どうして私ばかりがこんな目に合うのか?

ちょっと離れただけで聞こえてくる嫌な噂。

ポジティブな気分になんかけっしてなれやしない。

 

水曜日

そうすべきじゃなかった後悔。

嫌な人間関係。陰口。

 

木曜日

いいたいことはあるし、何度も上司には伝えた。

それでも、私の意見は通らない。

何度も、そういうことが起こるたびに、

だんだん、意見のいうのも疲れてくる。

 

金曜日

一週間の終わり。今週も終わりと、

また翌週には嫌な月曜日がやってくる。

 

コロナ渦の中で、在宅ワークが増えてきた中でも、

まだまだ、女性が働くというのはなかなか大変なもの。

 

私も気遣いはできるけれども、

やはり、その大変さは、女性にしかわからない、

至らないだらけだなと、感じていました。

 

そんなときに、出会ったのが、

本日の一冊は、『明日も出勤する娘へ』です。

 

 

 

 

本書、『明日も出勤する娘へ』は、

韓国のTVのお茶の間で有名なユ・インギョンさんが、

娘にあてた一冊。

 

韓国の元・京郷新聞副局長・兼任記者として、定年まで働いた経験と、

女性誌の編集長からの、さまざまなインタビュー、さらには、

自己の経験、ビジネス書などの読書による、

韓国で女性が働くために、どうすればいいのか書かれた一冊です。

 

それも、月曜日から金曜日と、女性が感じる痛みのシーンに合わせて

具体的に優しい語り口と、時に厳しい一言を伝えてくれる一冊となっています。

 

それでは、心に響いたところをみていきましょう。

 

 

希望の大学に合格できずに落ち込み、通うことになる大学について不満をもらしていたとき、

母は「じゃあ、なんでもっとがんばらなかったの」など言わずに、

「その大学でいいことがたくさんあるといいわね」と言ってくれた。

 

いつも母は、私に「勉強ができる娘より、自分に満足して幸せに生きる娘になってほしい」と

願ってくれていた。

私が多くのものを手に入れて、多くのことを成し遂げて人に認められるよりも、

自ら楽しいと思うことを選びとり、困難を乗り越えていくことを望んだ。

 

「私も毎日毎日、つらいのよ!」

 

「さみしい」という感情は人間誰もが抱くもの。
絶対的な孤独の時間をどううまく過ごすかによって、人生の質が変わってくる。

孤独の瞬間には、ようやく自分自身と向き合うことができ、それまで他人に気を使い、

他人の目ばかり気にしてきた分、きちんと見ていなかった本当の自分に出会うこともある。

 

人生とは、スタートラインからみんながいっせいに走り出す100メートル走ではない。

延々と続くリレー走だ。先の走者(親)のバトンタッチが遅くなって、ほかの相手に比べて出遅れることがある。

 

私は運転ができないからタクシーや地下鉄といった公共交通手段を利用するのだが、

車内ではたいてい本を読んでいる。

 

今日を記録すると、明日が違ってくる

 

20代で感情を完璧にコントロールするのなど不可能だ。

私の考えでは、自分がしたことを自分の立場で客観的に見つめ、

第三者の立場に立って相手の話に耳を傾けるといい。

 

セルバンデスの詩

正直さは真実を愛する心から生まれる

正直さは最高の処世術だ

正直さほど豊かな財産はない

章時差は社会生活において守るべき最低限の道徳律だ

天は正直な人を助けずにはいられない

正直な人は神がつくったもののうちの最上の作品だ

 

人脈は「量」より「質」が大事だ。

1000人のフェイスブック友だち、10万人のツイッターのフォロワーを管理するのに費やす時間があるなら

親しい友だちに電話をかけたり、「風邪は治った?ビタミンを摂るといいよ」とメールを送ったり、

バースデーカードでも書いてあげたりするほうがずっといい。

 

感謝するから、幸せになれる

 

幸せに生きるには「バランス感覚」が重要だ。

 

 

本書を読んでみて、韓国と日本の働く状況、痛みというのは

やはり、相違は少なく、共通する部分も多いもの。

 

本書は、すべての働く女性におすすめだ!!