こんにちは、レゾナンスリーディング、
渡邊康弘です。
今月のキンドルアンリミテッドの記事を書いたら、やっぱり反応いいですね。
ずばり今月絶対読まないといけないのは、この一冊です。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20200625/23/resonancereading/16/0a/j/o1080081014779721162.jpg?caw=800)
正直、この本は、こんな内容まで載せていいのというぐらい、
勝間和代さんの本音が書かれています。
10年以上前の本ですが、いまやっても、ある程度この方法でうまくいくんじゃないでしょうか?
有名人になるって、あんまりメリットがない。
でも、有名人になるしかなかった、その本音が書かれていますね。
正直、本がベストセラーになるのも、やはり、テレビの力。
多くの人に共感される本。そして、テレビに取り上げられて、広がる力が強い本がベストセラーになりますね。
この本の中でも、秀逸なのが、
有名人になる5つのステップ。
この手法は、本当に様々な部分で使えます。
何年前のモデルですが、部分ブラッシュアップすることで、
いまだに使えるすごいモデルです。
有名人になる五つのステップ
ステップ1 自分の商品性を把握し、顧客やパートナー、競争相手を特定する
ステップ2 自分がターゲットとする市場について、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを行う
ステップ3 自分を売り込むためのサービスを開発し、そのサービスの提供プロセスを管理する
ステップ4 自分がつくったサービスを普及させるための適切なチャネルを見つける
ステップ5 自分のサービスに適切な価格をつけ、品質を保証
ステップ1 自分の商品性を把握し、顧客やパートナー、競争相手を特定する
市場が欲しているのに、ありそうで、なかったものを まず大事なことは、
市場のニーズと、商品としての自分とのマッチングだそう、
勝間さんの場合、商品性の特徴は、次のようなものでした。
・マッキンゼー、JPモルガンなどの著名な外資系の会社に勤め、コンサルティングやアナリストの経験が長いこと
・会計士二次試験に最年少合格するなど、会計、金融及びITに専門的な知識と経験があること
・子ども三人を持つワーキングマザーである
当時、勝間さんのプロフィールというのは、もっとも美しいとされていたのも
ここからわかりますね。
学生時代に出産して正規のルートに乗れなかった勝間さんは、
いち早く体験することとなり、その結果、
・キャリア志向の女性
・ロスジェネの男女
の両方にとって必要なビジネス指南役をたまたま兼ね備えていた。
まったくの偶然と言えば偶然というから驚きです。
商品性を磨き続けること×その商品があるということを発信し続けること
を繰り返していれば、市場は意外と早く、あなたの価値を見つけてくれるそうです。
そして、複合能力で市場性を獲得できるか?
市場性というのは、じつは複合能力で評価される、ということ。
本当に大事ですね。最近はここに独自性がどう出されるのかが大事。
ある程度市場があるのと、かぶらないというのが大事ですね。
私の場合、出版するタイミングがいつも他社の本とかぶっちゃうんですよね。
もったいない。
「有名であり続ける」には、
・いかに先行を保ちながら、
・その市場に甘んじることなく、さらなる市場を継続的に開拓するか
という能力も必要と話しています。
ステップ2 自分がターゲットとする市場について、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを行う
このSTPのマーケティング手法はブラッシュアップしたほうがよさそうです。
いまはとにかく認知力。ここにつきます。
本書を今回読み直していて、「時代背景」という言葉がとくに響きましたね。
ステップ4 自分がつくったサービスを普及させるための適切なチャネルを見つける
勝間さんのデビューした当時って、本当にいろんなものを発信していた。
とくに、ブログがとにかくすごくて、全部、ブログで紹介されていたような感じがしますね。
これも、いまからでもできること。本当に大事なことですね。
すべてじゃなくても、ヒントだしすぎ。これはほんと重い本。
まさしく愚直なマーケティング手法が載っています。
ステップ5 自分のサービスに適切な価格をつけ、品質を保証
自分のサービスを安定した価格で提供し、品質を保証することです。
ステップ5が中長期的に安定することではじめて、ブランド化するし、定番化していきます。
ここも大事ですね。
ここでのポイントは、競合品に比べて、提供価格がある程度安価であることはもちろん必要なのですが、
それ以上に、使うチャネル側や顧客側にとって、
「この人は信頼できる」 「この人の出すものはいつもよい品質だ」
ということが重要になります。
ブランディングを作れるかどうか?
これらの5つのステップは、本当に大事なので、ぜひこのタイミングで読んでいただきたい一冊です。