こんにちは、レゾナンスリーディング、

渡邊康弘です。

 

今年も、あと少しで、八月も終わり。

いやぁ、ほんと忙しくていやになっちゃうよ、涙。

 

コロナも、落ち着きを見せ始めているのか

妙に静かな一週間ですね。

私は相変わらず、忙しい、忙しい、毎日です。

 

さて、本日の本は、2018年私が読んだ1,238冊の中で

学習系ベストに選んだ一冊はこちら!!

 

image

 

image

 

 

 

 

 

深い学びを得るために、

1.価値を見い出す

2.目標を設定する

3.能力を伸ばす

4.発展させる

5.関係づける

6.再考する

 

という六つの段階に分けて書かれてた良書。

 

これまでに学習系の本といえば、

おすすめ本といえば、この3冊に加えて、

そして、この1冊。

 

今週末は久しぶりにマスター講座を開催するので、

復習をかねて再読。

 

 

 

 

 

ただね、前にも書いたけど、、、、

涙がでるほど読みづらく感じるのは気のせい、、、、???

英語で読んだときは、そう感じなかったんだけど、

引用、引用、引用の連続なのでね、

何がいいたいのか?見えてこないというのだけが欠点ですね。

 

しかし、読みづらいを差し置いても本書をベスト書に選んだのは

ワケがあります。

 

その理由は、本書を読むことによって、

脳科学、認知心理学の主要論文の著者を一通り勉強できること。

 

いやぁ、これってすごいことなのよ。

私なんて、7年もかかったのに、、、、

 

この一冊を読むだけで、たったの20分で、7年分の勉強が得られる、、、、、

20分はレゾナンスリーディングですけど、、、、

 

それでは、本書を引用しながら、最新論文の重要な方々を紹介していきましょう。

 

まず著者のアーリック・ボーザー氏は、米国先端政策研究所にて、

学びについての研究と発信を行っているシニア・フェロー。

タイムズやワシントンポスト、ウォールストリート・ジャーナルなど、さまざまな

メディアに記事が掲載されています。

 

だから、引用が多いのね。

 

心に響いたポイント

 

 意味の価値は脳にルーツがある。

私たちの心は豊かで複雑な存在であるが、物語の語り手のようなものとして活動している。

私たちはたえず映画監督のように、何らかの物語、何らかの理解、何らかの意味を創造しているのだ。

 

 

 探求心は「情動システムの根源」だという。

ヤーク・パンクセップによれば、人間の情動は探索への衝動によって動く。

感情は探求心のバロメーターによれば、人間の情動は探索への衝動によって動く。

感情は探求心のバロメーター的な役割を果たすことが多く、発見に向けた行動がどれだけ成功しているかを教えてくれる

 

 

 

 

 

 探求心に第一人者。そして情動の分野もまた。ヤーク・パンクセップ。

 

 

 新しいことを学ぼうとするとき、人はたいてい体当たりで臨みがちだ。専門知識を自力で習得しようとし、思いのほか難しいとわかると「自分には向いてなかったんだ」と考えてしまう。

 

 学習の入り口の段階では、プロセスをしっかり管理する必要がある。

学習とは要するに一種の知識の管理である面が強い。すなわち目標設定、計画策定、前提となるスキルの習得、習得したい専門知識の絞り込みを行うということ

 

 認知科学の世界では、七桁の番号は脳の短期記憶の容量をオーバーしてしまうのが常識である。

 脳は一度に三つか四つのものしか扱えないのだ。

 

 恐れていることや不安なことがあってもストレスを感じていると、集中できない、情動が脳のスケッチ帳を埋め尽くしてしまう。シアン・バイロックはこのようなストレスがごく幼い子どもにも影響を与えるのを証明した。

 

 

 

 

 シアン・バイロック氏といえば、心と体のつながりの分野で第一人者。残念ながら日本書は、絶版。

 英語は良書です!!

 

 

 個人指導に効果があるのは、生徒がわかっていることを土台にするからだ。先生は私たちがすでに理解していることに合わせて情報をくれる。イントロダクションでこれを「知識効果」と呼んだ。

 

 知識は学習の土台と考えてほしい。

 知識は理解という建築物を構成するレンガと漆喰であり、学習成果を予測する最も重要な手掛かりのひとつである。

 

 学習にコンフォートゾーンはない。

 

 学びがあるのは、楽々とできる範囲から少しだけ背伸びしたときだ。学ぶためには知識を発展させなければならないが、学びの効果が最も高いのはまだ理解していないものの中で最もやさしい題材を学ぶときである。

 

 

 どんなプロもサックスバーグの言う「パターン認識力」を備えている。

 彼らの長期記憶は個々の特徴ではなく結びつき、事実情報ではなく体系に根を下ろしているため、まるで占い師のごとく、あるいは「歩くデータ解析機」のごとくに、問題の表面的な特徴に惑わされず革新の課題を見通せるのである。

 

 学習のネットワーク化を助けるもう一つの手法が、小テストである。

テストの利点は、明確化・フィードバック・判定だ。つまり、テストによって自分のわからないところが、具体的に理解できる。

 

 実はスキルや知識の取得が上手な人は、頭の中で頻繁にこのようなテストを行っている。学びながら「なぜこれが正しいのだろうか?」、「これは他の概念とどのようにつながるのだろうか?」と自問しているのだ。

 

 心理学の専門家によれば、メタ認知には二つの面がある。

一つめは計画だ。自分がわかっていることを知るにはどうすればよいだろう?

自分の目的は何だろう?もっと事前知識が必要だろうか?

二つめはモニタリングだ。この概念を別の方法で学べなかったか?自分は前に進んでいるだろうか?なぜ自分は今やっていることをやっているのだろう?

 

 心理学者のシアン・バイロックも、記憶の助けとしてジェスチャーを採り入れることを勧めている。長いスピーチの最後に主催者への感謝の言葉を忘れないようにしたければ、感謝の言葉とうなずきなど特定の動きをセットにしてスピーチの練習を行うようにしよう。

 

 学習は難しくて当たり前

 

 専門分野における能力開発はフィードバックから始まる。

何を学びたいかが定まり、学習がはじまったら、自分のパフォーマンスについて何らかの情報が必要になる。

 

 

 

 

 努力せずにできる学習などというものはない。

スキルを伸ばすためには、大変な思いをし、気を張りつめ、多少なりとも自分を追い込むこともある。

 

 認知心理学者のボブ・ビョークは知識の習得とは「望んでする苦労」だと述べている。

トレーニングの第一人者、アンダース・エリクソンは練習を「苦行」と呼んでいる。

 

 

 

 

 

 シュウォーツは自己テストを使っている。知識に磨きをかけるために、彼はたえず自分に質問を出して、さまざまな単語を思い出せるかどうか確認する。

 

 検索練習と呼ばれるこの手法は、記憶に関する最近の文献によくとりあげられた。

 

 ミシェルは「if/then(こうだったらああする)」プランも推奨している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人は自分に貼ったラベルにふさわしい行動をとりやすいのである。

 

 学習メソッドとして見ると、リフ演奏は専門領域を広げる手段となる。これが習熟を促すのは習熟領域に深く潜っていくことを迫るからだ。

 

 人に教えるという学習方法

 研究者の世界では「プロテジェ効果」と呼ばれるが、これも実は知識応用の一形態である。あるテーマについて人に教えることで、私たちはその概念に自分なりの解釈を加える。そのテーマの何が重要かを明確にし、自分の言葉に直すことによって、専門知識を深めるのである。

 

 より豊かな学びには一種の懐疑主義が必要ということだった。専門知識を習得し、知識を発展させるためには、疑いがなくてはならない。問いかけ、時には逆らわなくてはならない。

 

 ポリアの問題解決法

 第一段階:「問題を理解すること」

 第二段階:「計画を立てること」

 第三段階:「計画を実行すること」

 第四段階:「振り返ること」

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーネマン、バイロック、ドゥエック、ミシェル、ダッグワースときたら、大抵いい本だとわかります。

私の中での、良書とは、出版界でいう「売れた本=良書」と異なり、

「何年も読み継がれても、色あせない本」という意味です。

 

 私の中には、毎年1000冊以上読むことをもう10年以上続けてきたので、

「パターン認識」として、良書の条件が作られています。

 

 ポピュラー・サイエンスの本の場合、良書は、

過去の歴史がたどれて、そして、最先端をしっかりつかんでいる一冊。

そして、その最先端の中で新説をしっかり言っている一冊なのではないかなと思います。

 

 本書の中で、

学習とは、「やさしい」とか「わかりやすい」はなく、

難しいものであること。

 

その難しいというものに対して、どうアプローチするのか?

 

これが学習というものだと話している点が心響きました。

 

 本をたくさん読む人のための本がもっと出版される。

そして、それがきっちりとビジネスにつながる、そうした社会になったら、いいなぁと

再認識する、そんな一冊でした。

 

 

速読を超えたシン・読書法「レゾナンスリーディング」の今後の日程

 

たった1日で、1冊20分で読める速読を超えたシン・読書法

「レゾナンスリーディング」

https://www.resonancereading.com/

 

私の最新作!発売間もなく増刷!夢を実現、かなえたい人におすすめの一冊!