こんにちは、レゾナンスリーディング、
渡邊康弘です。
本日は、私の1月末に出版した
『言葉の力を高めると、夢はかなう』の中から、
夢をかなえる仕組みについて!
地方の有力企業で執行役員に昇進した人はこのように言っていた。
「僕は、なぜか、役員になっているような気がするんだ。
なんかね、そのシーンが具体的に見えるんだ」
ベンチャー時代の同期で、上場企業の役員はこう言っていた。
「自分は会社を大きくして、東証の鐘を鳴らしているシーンが見えた」
私もそうだ。事業で成功するときは、
なぜか、具体的にその分岐点となるシーンが具体的に浮かんでいる。
イケてる事業のときは、いやらしい話、「チャリンチャリン」とお金の音が聞こえてくる。
夢をかなえるのに必要なのは、夢をかなえるための方法、「HOW(どうやって)」ではない。
大事なのは、その一つひとつの節目となる「WHAT(なにを)」のシーンにある。
ドイツの哲学者ロルフ・ドベリは、日本でもベストセラーになった『シンク・クリアリー』の中で、こう言っている。
「コンピューターは、生データの最小の情報単位であるビットで保存する。
それに対して脳は、生ではなく加工したデータを保存するお気に入りの保存単位も「ビット」ではなく「ストーリー」だ。
脳には800億の細胞があるが、私たちの見るもの、読むもの、聞くもの、匂いや味わうもの、
考えることや感じることをすべて保存するには足りない。そこで、脳は、データを圧縮するコツを生み出した。
それが「ストーリー」を作ることである。」
脳は、ストーリーを現実とみなす。
何かを思い出そうとするたびに、断片的なシーンを復元しながら、その事象を思い出す。
全世界累計2700万部の著者、アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズは
著書『ブレイン・プログラミング』の中で、RAS(網様体賦活系)という脳の部位が影響していることを取り上げた。
このRASで、私たちは、大量にある情報の中から、取捨し、現実を決めているという。
このRASに影響を与えるのも、やはりストーリーだ。
脳は頭でありありと想像したストーリー、いわゆる妄想やイメージトレーニングと、
現実を区別できないこと。頭で描けるストーリーを現実とみなしてしまう。
だから、よく願望実現や自己啓発の本では、ビジュアライゼーションや視覚化が重要だという。
それでも、ビジュアライゼーションや視覚化にチャレンジした。けれど、うまくいかなかったというのは、多いものだ。
苦労して、やりたいことを書き出して、イメージしたのにうまくいかない。いったい何が重要なのだろうか?
その重要な要素、それが「感情」と「シーン」なんだ。
ストーリーは、「感情」と「シーン」の連なりで、作られる。
感情とシーンが加えられて、ビジュアライゼーションは、
より明確になる長期的な夢をかなえるものとなる。この感情とシーンによって大きく左右されているんだ。
東京アラートが出されましたが、実際に、リアル開催は、
9月以降になりそうです。
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