人は情熱を失うとせっかちになる

次から次へ 成果が欲しくなり

近道を探し始める

 

でも「最短距離」は

みんなが通りたい道だから

ギュウギュウな上

 

「みんなが持ってるモノ」しか

もう落ちていない

 

そしてその

「もうみんなが持ってるモノ」を

投げつけあっても

 

勝負はなかなかつかない

 

しかも近道を選びがちで歩いていないので

 

基礎体力が落ちている

 

すると ますますもっとお得な道を探したくなる

 

神さま 僕はっっ

野蛮なままでいたい

 

『3月のライオン』 15巻より

 

 

 

こんにちは、レゾナンスリーディング、

渡邊康弘です。

 

もがいて、もがいて、

それでも、結果がでないとき。

どうしても、情熱をうしなう。

 

なんでこんなにやっているのに

成果がでないんだろう。

 

そういうときは、やり方が間違っているんだけど

結果がでないことを

誰かのせいにする。

 

先生のせい、親のせい、環境のせい。

 

自分のせいってことを微塵にも

思っていなくて、どんどん人のせいにする。

 

人のせいにしているときは、

人に優しくなれない。

 

そうして、情熱を失ったときに、

一番安易な道に入る。

 

ただ、一番安易な道、お手軽な道は危ない。

少しでもそれると、それは邪の道へいく。

 

ビジネスにおいて、一番の邪の道は、

そのコンテンツをパクることだ。

 

そして、パクった挙句、それを自分があたかも、

自分が作ったかのように言う人は、もっと邪悪である。

 

最初はいい。誰にも気づかれないことが多いから。

だから、繰り返す。何度も、何度も繰り返す。

そうしているうちに、どうやって、自分で作りだすかわからなくなる。

 

苦しくなる。だからまた、誰かのパクる。パクッてパクッて

どんどん、自分の首を絞める。

 

自分がパクられたとき、それは怒りに満ちてしまうが、

パクるしか、もはや手段がない人のことを考えると、

悲しくもなるし、むなしくもなる。

 

何か、救いの道はないかと、思うものだが、

意外と、他者から差し伸べる手はないものだ。

 

やはり、本人が自発的に歩むしかない。

 

いっそのこと、時間のかかること、

遠回りしたことが、案外不思議で、

一番の近道になることである。

 

一見、最短距離だと思えないものが

あとになって、遠回りしたことが、

最短距離だったということもある。

 

最近パクられることが多くて、ぼーっと考えていて

ふと、『3月のライオン』を読んでいたら、冒頭の言葉に出会った。

 

 

 

 

もちろん、遠回りしても、野蛮の道を歩いても、天才にはかなわないことがある。

 

でもね、それでも、それでも、続けていると、

いつかは、自分が天才と同じ土俵にたって、

対等にわたりあっていることがある。

 

いまは、とにかくコツコツ、淡々とが大切。

 

しっかり道を歩もう。