こんにちは、レゾナンスリーディング、

渡邊康弘です。

 

コロナウィルス、そして、緊急自粛宣言のいま、

人と人との関係性そのもの在り方が問われている。

 

アフターコロナでは、ビフォーコロナの前では考えもつかない

「関係」が存在している。

 

あなたが、周りに対して、どういう関係を望むのか?

そして、周りがあなたに対して、どういう関係を望むのか?

 

新しい関係の在り方を探るのにベストな一冊の紹介!

本日の一冊は、『謙虚なリーダーシップ』です。

 

image

 

本書の著者、エドガー・シャイン博士は、
MITスローン経営大学院名誉教授。シカゴ大学を経て、スタンフォード大学で心理学の修士号、ハーバード大学で社会心理学の博士号を取得。ウォルター・リード陸軍研究所に4年間勤務したのち、MITで2005年まで教鞭を執った。
組織文化、組織開発、プロセス・コンサルテーション、キャリア・ダイナミクスに関するコンサルティングを行い、アップル、P&G、ヒューレット・パッカード、シンガポール経済開発庁などの企業・公的機関をクライアントとしてきた。また、組織文化&リーダーシップ研究所(OCLI.org)のさまざまなプロジェクトに、息子ピーターとともに取り組んでいる。
『人を助けるとはどういうことか』、『問いかける技術』、『謙虚なコンサルティング』(いずれも英治出版)など著書多数。本書『Humble Leadership』は、Strategy+Business誌が選ぶ2018年ベストビジネスブック賞(マネジメント部門)を受賞。

(書籍プロフィールより)

 

(訳は、名訳者の野津智子さん!野津智子さんが訳した本は名著ばかりですね)

 

 

 

 

シャイン博士といえば、やはりこの『人を助けるとはどういうことか』。

 

 

人とどこまで関わるべきなのか?

関わり合いの本質を提示してくれます。

 

そして、直近の名作といえば、『謙虚なコンサルティング』。

 

 

謙虚なコンサルティングの中では、

時代がますます、課題解決が難しくなり、

もはやコンサルタントの在り方そのものが変わってきたことを提示しています。

 

問題や課題に対し、

いままでの問題解決法が通用しなくなった時代。

その中で、どのようにして、アダプティブな解決を行っていくのか描いています。

 

本作の、『謙虚なリーダーシップ』は、『謙虚なコンサルティング』の次の一冊。

 

 

 

変化が激しい社会の中で、どのようにリーダーシップを発揮していくべきなのか?

その本質を提示した一冊となります。

 

それでは、心に響いたポイントをみていきましょう。

 

 

リーダーシップとは、関係性にほかならない。

そして、真に成功しているリーダーシップは、きわめて率直に話をし、

心から信頼し合うグループの文化のなかで成果をあげている。

 

20世紀の伝統的な経営文化は決められた役割と役割の間にできる、

単なる業務上(トランザクショナルな)の一連の関係と言える。

 

「リーダーシップ」とは、新たな、よりよいことをしたいと思い、

それをほかの人たちに一緒にしてもらうことである。

 

関係のレベル

レベルマイナス1 全く人間味のない、支配と強制の関係

 

レベル1 単なる業務上の役割や規則に基づいて監督・管理したり、

サービスを提供したりする関係。大半の「ほどほどの距離感を保った支援関係

 

レベル2 友人同士や有能なチームに見られるような、個人的で、互いに助け合い、信頼し合う関係

 

レベル3 感情的に親密で、互いに相手に尽くす関係

 

新たなリーダーシップ・モデルが必要な理由

1.課題の複雑さが、加速的に増している

2.現代の経営文化は、近視眼的で、目に入らない領域があり、自己破壊的である

3.職業的、社会的価値観は世代交代する

 

関係とは、過去のやりとりに基づき、未来の互いの行動を、互いに予想できることである。

関係が築かれているときには、相手の行動が互いにある程度、読めるのだ。

「よい関係」ができている場合には、相手に関してあるレベルの安心感、つまり、相手の反応について

想像がつくために安心感を覚えることができる。

さらには、合意したり自明の前提であったりする目標に向かって、

ともに取り組んでいるという確信も共有している。

 

 

個人的には、アダプティブな問題に対して、どういう風な解決策を作っていくのか?

「謙虚なコンサルティング」で残していた課題を、どう取り組むのか?

そこの内容知りたくて、原書を読んだ気がする。

 

でも、その内容については、あまり描かれておらず、

どちらかといえば、新しい時代にむけた関係をどう築いていくのか?

そこに注力をしている。

 

関係とは、過去のやりとりに基づき、未来の互いの行動を、互いに予想できることである。

関係が築かれているときには、相手の行動が互いにある程度、読めるのだ。

 

本書は薄い一冊ではあるものの、この一言の定義により、

価値を高めていると思う。

 

コロナウィルス、そして、緊急自粛宣言のいま、

人と人との関係性そのもの在り方が問われている。

 

アフターコロナでは、ビフォーコロナの前では考えもつかない

「関係」が存在している。

 

あなたが、周りに対して、どういう関係を望むのか?

そして、周りがあなたに対して、どういう関係を望むのか?

 

お互いが信頼感をもって一緒に生きていける在り方をぜひ本書で探してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

レゾナンスリーディングの今後の日程

 

たった1日で、1冊20分で読める速読を超えた加速学習法

「レゾナンスリーディング」

https://www.resonancereading.com/