

前回の記事で、結構書いてしまいました。今回は確認です。
筋出力は、初動時の支持安定性と強さ、また、自動運動時の可動域をみています。
MMTを行ってください。左右の軸、前後の軸は相反関係にありますので、優劣はわかりやすいと思います。なお、左右共に前方軸(後方軸)の場合の屈筋、伸筋の左右差は少しわかりにくいです。
この場合は、屈筋と伸筋の差をみて、内転筋、外転筋の差をみて判断します。
経験上、10代後半~30歳くらいの男性は、筋力量が多いため、差がわかりにくいです。
検者よりも被験者の方がわかると思います。思うように力が入りませんので、非軸側では。
わかりにくければ、筋力評価に固執する必要ありません。アライメントのチェックや動作時の戦略等と照らし合わせ、各々との整合性を考慮し、判断します。
動作について
重心制御の評価法について座位、立位で評価できます。
左右へのゆっくりとした他動誘導と前後へのゆっくりとした他動誘導時の反応をみていきます。
チェックするのは、カウンターアクティビティです。カウンタームーブメントやカウンターウェイトは出さないように操作します。なので、操作する距離は短いです。
手順;右への誘導、左への誘導を行い、しっかり止められる方向を探す。非軸側は抜けます。右前方と右後方で、比べ、左前方と後方で比べます。
優位な軸方向での制御は、キュツと締まるように制御できますが、劣位な軸方向では締まらず、抜けるような反応ののち、カウンターウェイトやムーブメントのような代償的な制御が出現します。
歩行については、次回に続く。