あったり前のことなんで、さらっといきます

1~2;補足
まずは、ボディタイプの評価を行います。
現在は、顎関節(下顎変位)、つむじ、毛流、胸鎖関節で評価してしまうことが多いです。
身体は左右対称ではなく、前後も均一では、ありません。
左右のズレ(前額面)、前後のズレ(矢状面)についてチェックし、組み合わせで、水平面のズレを見ています。
実際には、全身の関連性を1度把握してるので、顎関節等で判断できてますが、わかりにくい時は、身体各部でのチェックを行い、ボディタイプを判定します。
ボディタイプは、大まかに、右半身優位か、左半身優位かをまず、みます。
優位側を常に支持、安定に使う傾向がありますので、正中線が優位側に寄ります。
前後軸は、左右別々に判定します。全身的な捻れの強いタイプ(R-PA,R-AP,L-PA,L-AP)では、左右で前方軸、後方軸が逆転します。※タイプ別の特徴は次回以降
3;補足
優位側:劣位側→軸側:非軸側とも表現します。
軸側と非軸側は相反関係にあると考え、
軸側が優位である理由は、非軸側が不安定であるためと捉え、マッスルインバランスを整える順番としては
非軸側→軸側とし
胸郭→腹部→上肢帯→頭部→頸部→脊柱→骨盤を含む下肢帯
としています。
この順番は、毎日毎回試行錯誤していますので、ちょくちょく変えて確認しています。
なお、局所に問題のある場合は、局所の問題自体をチェックした後、順番通りに促通しながら、局部の問題をモニタリングしつづけ、それで解決されない場合、再度その部位の促通を行います。
怪我などの受傷起点がわかるものなどは、
まずは局所です。
※上記1部追記しました
スライド中央に
『1,4,7,10 & 2,5,8の法則』
とありますが、これは、また別の機会に説明できればします。
A´s メソッド最大の謎であり、肝となっています。
他のことは、いろんな学問で説明できる部分ですが、たぶんこれだけは、私が気がついた完全オリジナルな部分なので。
4;補足
運動学習や筋力トレーニングは、
『どんなパフォーマンスを繰り返したのか?』
が、大事です。
よって、1~3でベースコンディショニング
した上で行うべきと考えています。
逆にいえば、ダメな状態でいくら繰り返しても、ズレが大きくなるか、一時的な筋の加重により強くなったと勘違いするだけ
と思ってます。
5;補足
ボディタイプの持っている運動特性は、
『生涯変わらない』
と、思っています。
ボディタイプは『土台』であり、その上に、付け足される形で運動の幅が拡がるようなイメージです。
高齢になれば、その幅が狭まり、ボディタイプの特性が顕著となります。
また、乳幼児、小児期もボディタイプの特性が顕著です。※ATNR、寝返る方向や、立ち方、歩行姿勢
ボディタイプは骨格であり、優位側で強いのが骨連鎖+筋連鎖を使用したパフォーマンス
劣位側では筋連鎖のみに近いパフォーマンスであると感じています。
姿勢変換や動作中に、筋の出力を極度に抜く瞬間があります。
『着座』時は特に。
その際に見られる特徴は、やはり、軸側優位のパフォーマンスであり、骨連鎖で支持していると感じています。
生活の中で、ボディタイプ特性を使った回数とそれを抑制(劣位側の促通)する回数の比によって、身体運動は変化します。
A´sメソッドでは、ボディタイプ特性に戻る瞬間を実感してもらい、その時に、非軸側を促通する自主トレを行い、
軸側、非軸側の使用頻度の比をなるべく均一にするようにしています。
続く