今日は春の嵐ですな。
外はもんのすごい風ですヮ。
昨日はたまたま妻が仕事休みだったから
午後、一緒に近所の桜並木を
散策して来たんですが
行っておいてよかったですよ。
さて、アメージングスタイルドライフラワーの
仕込みに活用しています
工業用の強力な乾燥剤についてです。
実は、最初は押し花用の乾燥シートを使って
乾燥をさせていたんです。
10年以上前のことですが。
押し花用の乾燥シートは低湿度環境でも
しっかりと湿気をする力がありますから
とてもよかったんですが、使っているうちに
欠点が気になってきたんですよ。
その欠点というのは、においと湿気の放出。
押し花用の乾燥シートで乾燥させた花は
変なにおいが付くんです。
はっきり言って臭くなるんですね。
そして気温やシートの量によりましては
いったん吸水した水分を放出してしまうんです。
これが乾燥中に花を傷める原因となっていたんですね。
それでもっと強力な乾燥剤はないものかと
ネットで必死で探したわけですよ。
で、どういういきさつで見つけたのかは忘れましたが
今使用しています、工業用の乾燥剤に
「これはイケるんじゃないか!?」と
着目したわけです。
なにしろ、シリカゲルの欠点である
低湿度環境下でも強力に水分を吸着しますし
その吸着力はシリカゲルの
約3倍というんですからね。
「こっちの方がいいじゃん」
って、だれだってそう思いますよね。
それでメーカーに卸してもらえないかどうか
問い合わせたんです。
しかしメーカーでは
「ドライフラワーの乾燥剤としては使えないと
思いますよ」
という回答だったわけです。
理由は、あまりにも吸着力が強いため
使った乾燥剤を再乾燥させるには
特殊な機械が必要で、真空状態にして
さらに摂氏300度以上で数時間加熱しないと
完全には乾燥させられないシロモノなのですよ。
ですからメーカーとしては、一般家庭では
完全に乾燥させることは不可能です、と
そういうお答えだったわけですね。
しかし私は何度かの実験を通して
オーブントースターやフライパンなどで
摂氏250度以上で30~40分加熱すれば
ドライフラワーを作るには、十分な乾燥状態に
することができることを突き止めたわけです。
そのデータをメーカーに送って確証を得て
特別に乾燥剤を卸していただけることに
なったのですよ。
「こんな使い方もできるんですね!」
とはメーカーさんの談です。
乾燥剤はこんな形状をしています。
土を小さな粒状に固めたような質感ですが
もちろんただの土であろうはずがなく
とてもすぐれものなのです。
そしてとても硬いです。
ですからくり返しくり返し何度でも
使うことができるわけです。
この乾燥剤は、アメリカの企業によって開発され
のちに開発会社と日本の企業によって
合弁会社が設立されて、日本では
その合弁会社によって製造販売されいます。
私はその会社から直接仕入れているのですね。
今ではその会社でも、ドライフラワーへの応用も
乾燥剤のひとつの活用法としてうたっていますし
私も微力ながら、同社に協力をさせていただいています。
今現在では、ドライフラワーを制作するのに
これ以上に適した乾燥剤はないと思いますね。
次回はアメージングスタイルドライフラワー製法の
もうひとつの核となる、花の細胞膜を壊さずに
花の水分を急速に放散させる方法について
実証画像を交えて、軽くですが解説します。
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