昨日の続きです。卵巣腫瘍茎捻転について、内科医である私は弱いのですが、
一応まとめておきます。付け足しがあったらお願いします。
【卵巣腫瘍茎捻転】
産婦人科において、急性腹症として子宮外妊娠と並ぶ代表的疾患のひとつ
腫瘍壁が捻転⇒静脈の閉塞⇒うっ血、出血⇒腫瘍が増大。
更に解除されないと動脈の閉塞、出血性梗塞⇒組織壊死、破裂。
茎捻転しやすいのは…中等度(5~7cm)の卵巣嚢腫
特に皮様嚢腫(デルモイド)。皮様嚢腫は卵巣腫瘍の10%だが、殆どが有茎性のため
捻転を起こしやすい。全捻転の30%を占める。
症状:下腹部の激痛、同側の腰痛が典型的(尿管結石と紛らわしい!)
本格的な茎捻転では鎮痛剤は1~2時間しか効かない!
検査所見:
デルモイドは単純Xpで確認出来ることが多い。また腫瘍内で出血などが起こると
X線で判断がつく事あり!
CT所見:
①腫瘍の増大、腫瘍壁の肥厚
②卵管の肥厚(通常卵管はCTでは分からない)
③腫瘍に集中する血管の怒張
④造影剤効果の欠如(壊死、梗塞)
鑑別診断:子宮筋腫の茎捻転、卵巣出血、子宮外妊娠