頭痛でERを受診する患者さん。
見逃しやすい頭痛に、緑内障、側頭動脈炎、CO中毒等が挙げられると思います。
今日は緑内障をまとめてみました。
みんながみんな、
「先生、左目の視野が狭いんです」
とか、
「右眼がぼやけてよく見えません」
とか言ってくれれば気付くのですが、あいにく眼はふたつあるので
患者さんも気付いているとは限りません。また、訴えとしても頭痛と吐き気のみ
となると、片頭痛です、とか風邪です、とかで終わってしまう可能性もあると
思います。どんな病気もそうですが、まずは疑うことです。
眼圧が測れるくらいの先生は、ここは読んでおられないと思いますが、
それが出来ない我々も、いくつかの特徴で緑内障を思い浮かべる事が
出来そうです。その特徴として、
①散瞳、対光反射減弱/消失
②結膜充血(特に角膜の周囲)
③角膜混濁
④瞼の上から眼球を押した時の左右差
視野検査、って我々には難しいですよね…。
眼科医を呼んで来るまでの時間に以下を行います。
1 サンピロ点眼 最初の1時間は5分おきに点眼。その後は2時間ごと。
2 グリセオール 300ml~500ml 点滴
3 ダイアモックス注(500mg)1A 静注 1回
ブスコパン静注後の頭痛でも本症を疑うのは言うまでもないですね。
ちなみに片方の眼を痛がる、群発性頭痛。私はまだ見た事ありませんが、
眼の奥の、キリで刺すような痛みが数分間(30分以内)、発作的に繰り返すのが
特徴という事です。