今、2人にひとりが『がん』になり、3人にひとりががんで亡くなると言われています。
治る人も多くなりました。外来をやっていると、既往歴に『がん』と書かれていても
何年、何十年と元気にしている方を見るのも珍しい事ではありません。
それでも尚、がんは『死』をイメージさせます。
実際、がんが進行し、転移するようになると治癒は困難になってきます。
末期と呼ばれる状態からの回復の見込みは殆どありません。
従って、がんと診断されると、その各Stageにおいて、精神的な問題(適応障害やうつ、せん妄など)
を発症する可能性が高く、精神、心理的、社会的な視点から支えが必要になる事があります。
この専門家をサイコオンコロジストと言います(医師に限らず)。
残念ながら、日本では未発達の分野で、がん専門病院やホスピス以外では殆ど見掛けません。
本当はがんだけが特別な病気ではないのですが、
数が多く、心理的なダメージが多い疾患である事は確かです。
特に緩和の場面において、多くの医師が興味を持ち、理解してくれる事を願っています。
日本サイコオンコロジー学会というものがありますので、リンクを張ります。